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複数種のキャッシュフロー情報における内容とその特性

研究課題

研究課題/領域番号 06730071
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 会計学
研究機関福島大学

研究代表者

奥村 雅史  福島大学, 経済学部, 助教授 (30247241)

研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1994年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワードキャッシュフロー / 資金収支 / キャッシュフロー情報 / シグナル / 配当 / 利益情報
研究概要

従来から内外の文献でとりあげられているキャッシュフロー概念について整理した。結果として、従来から実務的に利用されているキャッシュフロー、営業キャッシュフロー、フリーキャッシュフローおよび資金収支表上の収支を取り上げることにした。相関分析及び因子分析によるパイロットテストからは、利益情報と従来から利用されているキャッシュフローの変動に類似性がありその意味で後者のキャッシュフローは利益情報と情報内容において大きな差がないであろうと推測できた(この点については他の研究と同様の結果であった)。また、営業キャッシュフローとフリーキャッシュフローが利益情報とは異なる情報内容を有することを示唆する結果も得た。これら複数のキャッシュフローにおける関係を再度サンプル数を増やして統計的に分析した結果を、研究資料として公表する予定である。
さらに、フリーキャッシュフローおよび事業収支尻については、配当という株主への現金流出を考慮している点で他のキャッシュフローとは大きくその性質を異にしていると思われる。そこで、配当についてとくにその情報内容を別個に検討することにした。キャッシュフロー計算には直接には関わらせないで、シグナル機能を検証した。1992年と1993年度に配当異動を公表した企業について株価との関連で分析したところ、配当は基本的に独自の情報内容を有するということがわかつた。これについては、論文「シグナルとしての配当について-わが国企業の配当に関する実証研究-」にまとめた。今後、さらに、資金調達行動についても検討する予定である。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 奥村雅史: "シグナルとしての配当について-わが国企業の配当に関する実証研究-" 年報 財務管理研究. 第5号. 15-22 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書

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公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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