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原価企画における会計情報の知識創造行為への影響

研究課題

研究課題/領域番号 06730078
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 会計学
研究機関桃山学院大学

研究代表者

清水 信匡  桃山学院大学, 経営学部, 助教授 (90216094)

研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1994年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード管理会計 / 原価企画 / 原価管理 / 原価低減 / 目標原価 / 日本的管理会計 / 知識創造 / ゆらぎ
研究概要

本研究は、原価企画における目標原価情報が知識創造行為を促進するメカニズムを探求し、ある条件の下で厳しい目標原価情報を与えることが知識創造行為を促進するという仮説を聞き取り調査によって検証しようとした。この仮説はある程度確認された。具体的には、大手家電メーカーに於いて、今までとは異なる新技術を用いなければできない新製品を開発設計する場合に、意図的に目標原価を従来モデルに比べて厳しく設定するとの証言が得られた。しかし、目標原価を厳しく設定しさえすれば知識創造行為が創発する、とは言えないことも発見された。つまり、目標原価の厳しさの他に色々な条件が揃わなければ、知識創造行為は生じないことも判明したのである。この問題は今後の研究課題となった。
文献研究から、知識創造が組織成員の行動やコミュニ-ケションを通じた相互作用の結果、情報共有が起こり知識創造へと繋がることが判明した。このことは先の知識創造行為の創発条件の研究に大いに役立つであろう。
研究は以下の手順に従って実施された。
1.原価企画における知識創造行為を具体的に確認する目的で聞き取り調査を実施した。
調査企業--シャープ(天理)、シャープ(大阪)、東芝(本社)
2.「管理会計情報と知識創造行為との関係の仮説」をさらに完成度の高いものにするために文献研究を行った。
3.1と2との研究から、本研究の今後の研究課題を作った。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 清水信匡: "「原価企画における「原価の作り込み」の概念" 会計. 147巻4号. 28-41 (1995)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書

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公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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