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セミ・リーマン空間形内の部分多様体に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 06740045
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 幾何学
研究機関筑波大学

研究代表者

相山 玲子  筑波大学, 数学系, 助手 (20222466)

研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1994年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワードセミ・リーマン空間 / 不定値計量 / 平均曲率一定 / 平行平均曲率ベクトル場 / 空間的部分多様体 / 空間的超曲面 / ガウス写像
研究概要

本研究は、定曲率セミ・リーマン空間形内へのリーマン多様体からの微分可能はめ込みについてその幾何学的諸性質を探求するという大きなテーマの一環をなすものとして行われた。セミ・リーマン空間とは、リーマン空間も含めて、正定値とは限らないが計量を定義された多様体を意味するが、ここでは指数(計量の負固有値の数)が余次元と一致する特別な場合についてのはめ込みを研究対象した。M^<m+p>_p(C)を定曲率c,指数p,次元m+pのセミ・リーマン空間形とし、その空間的部分多様体M^mの平均曲率ベクトル場が平行な場合について、(体積極大な場合、つまり平均曲率0の場合を含めて)考察し、次のような結果を得た。
1.c=0のとき、M^mのGauss写像はあるHadamard多様体Nに値をもつが、平面以外の完備なM^mについては、その像はNの有界領域には収まらない。
2.c>0のとき、コンパクトなM^mが法接続が平坦になるようにはめ込めるのはリーマン球面S^m(r)の場合に限られる。
今後は、相対論的にも重要な空間である指数1計量のローレンツ空間内の部分多様体に注目して、幾何学的興味からだけでなく物理的視野からの研究も参考にして考えていく予定である。また、Gauss写像は部分多様体の幾何的・位相的性質を如実に表して伝える写像であり、またさらに、ガウス写像が別の部分多様体を与えているとみなせる場合におこるある種の相対性は、研究対象の統合をはかることに有用ではないかと思われるのでさらに深く考察していきたい。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Reiko Aiyama: "The Generalizes Gauss map of a space-like submanifold with parallel mean curvature vector in a pseudo-Euclidean space" Japanese Journal of Math.20. 93-114 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] Reiko Aiyama: "Compact space-like m-submanifolds in a pseudo-Riemannian sphere S^<m+p>_p(C)." Tokyo Journal of Mathematics. 18(発表予定).

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書

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公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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