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結び目のDehn手術に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 06740083
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 幾何学
研究機関日本大学

研究代表者

茂手木 公彦  日本大学, 文理学部, 専任講師 (40219978)

研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1994年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード結び目 / Dehn手術 / Seifert多様体 / satellite結び目 / Montesinos結び目 / Montesinos絡み目 / 結び目解消数 / 絡み目解消数
研究概要

結び目の外部空間の位相幾向的性質がDehn手術後保たれていないとき、そのようなDehn手術を例外型Dehn手術と呼ぶ。Dehn手術に関する問題の多くは“例外型Dehn手術を記述せよ"というものになっている。本研究ではDehn手術後Seifert多様体が得られるような例外型Dehn手術について研究した。その結果は東京電機大学の宮崎氏との共著論文(Seifert fibred manifolds and Dehn surgery,プレプリント)にまとめられている。そこではsatellire結び目のDehn手術でSeifert多様体が生じる場合について調べ、手術係数およびsatellire結び目の結び目型についてのいくつかの結果が得られている。手術係数については整数でなければいけないことが示されているが、その個数については最良な評価が得られるよう現在も研究を継続中である。今後は、双曲的結び目についても、それ以上のDehn手術でSeifert多様体が生じるものについて研究を行なっていく予定である。
上記 Seifert多様体を生み出す例外型Dehn手術の研究の1つの応用として、最近のBoyer-Zhangの研究とあわせてMontesinos結び目,絡み目の結び目解消数,絡み目解消数について、有理タングルのbranchが4つ以上あれば、その結び目解消数,絡み目解消数が2以上となることを示した(Anote on unlinking numbers of Montesinos links,Rev.Mat.Univ.Complut.Madridから出版予定)。更に、この結果を一般のtwistという操作に拡張し、bridge数との関連についても、今後調べていく。
また、satellite結び目のアイソトピーのもとでの分類問題について神戸大学の河野氏と共同で研究を行い、Schubertの結び目の一意分解定理の一般化に成功した。それに関連して興味深い例がいくつか発見された。これらの結果についてOn satellite kuots,Math.Proc.Cambridge Phil.Soc.に出版されている。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Masaharu Kouno: "On satellite knots" Math.Proc.Cambridge.Phil.Soc.115. 219-228 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] Kimihiko Motegi: "A note on unlinking numbers of Montesinos links" Rev.Mat.Univ.Complut.Madrid. (出版予定).

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書

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公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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