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因子環のなす可換な4つ組とパラグループの研究

研究課題

研究課題/領域番号 06740092
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 解析学
研究機関山形大学

研究代表者

佐野 隆志  山形大学, 理学部, 助手 (20250912)

研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1994年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワードカッツ環 / 因子環 / 部分因子環 / 指数理論 / パラグループ
研究概要

本年度の研究目標としては,可換余可換な因子環のなす4つ組に現れる内部構造(パラグループの絡み具合い)を明らかにすることを掲げていました.
研究目的達成のための情報交換,収集の場として,関数解析研究会,作用素論・作用素環論研究集会,などの研究集会に参加しました.また,他大学での集中講義(東大,Kac環について,山之内氏(北大)などの勉強会にも出席しました.東北大での関数解析グループによる研究会での発表に加え,私は,お茶の水大での「Hopf環とKac環」(重点領域)で,‘Kac環と4つ組'というタイトルで,今年度の進展について発表しました.それらの一部については,‘Remarks on commuting co-commuting squares'というプレプリントを準備しました.ここでは,可換余可換な4つ組に対し,Longoのcanonical endomorphismを考えることで,それら拡張の諸性質を見通しよく与えました.また,これら内容の基になる論文2本について,印刷校正の段階を経ました(裏面).さて,今年度の研究目的の中で,実現できなかったものもあります.例えば,Kac環の基本作用素を用いた作用余作用についてです.これらについては,今後も研究を続けたいと思っています.また,今年度の研究費で購入したコンピューターの,ネットワーク関連での利用についても今後の課題としたいと思います.

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] T.Sano & Y. Watatani: "Angles between two subfactors" Journal of Operator Theory. (1995)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] T.Sano: "Commuting co-commuting squares and finite dimensional Kac algebras" Pacific Journal of Mathematics. (1995)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書

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公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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