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全空間上の非線形楕円型方程式、特に共形スカラー曲率方程式の球対称解の構造の解明

研究課題

研究課題/領域番号 06740117
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 解析学
研究機関神戸大学

研究代表者

壁谷 喜継  神戸大学, 理学部, 助手 (70252757)

研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1994年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード楕円型方程式 / 球対称解 / 共形スカラー曲率方程式
研究概要

平成6年度科研費支給期間において、以下のことを解明した。
1)球対称解の構造を決定した柳田の条件が成立しないとき、正値rapid-decay解の近傍は振動解(無限個の零点を持つ解)のみであることを示した。従来、rapid-decay解は孤立していることが知られていたが、その近傍の様子は柳田の条件が崩れたときには、知られていなかった。このことにより、今までに知られていた解の構造以外のものがあることがわかった。
これは、砲撃法(shooting法)と変分法を組み合わせることにより、スケール不変量をうまく見つけだしたことによるものである。いままでは、変分法(関数解析的手法)と常微分方程式の関係がはっきりしなかったのであるが、それを解明したものである。
今後は大域的な構造も明らかにしたい。
2)m-Laplace方程式の指定された零点を持つ解の存在を示した。この方程式は、Laplace方程式の自然な拡張であるが、技術的にいくつかの困難を伴っている。それを克服し、一般性のある方法にするため、r=1での初期値問題を考え、全域に応用したものである。方程式は、r=0,r=∞に特異点を持つため、r=1から問題を解くことの方がやさしい。さらに、零点の数が指定されているので極座標に変換して零点の数を指定に添うようにした。極座標にすることで、Dirichlet,Neumann以外の境界値問題にも応用が容易になった。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Yoshitsugu Kabeya,Yu Vue-Ting: "Existence of Oscillatory Solutions to Δu+k(|x|)|u|^<4/(M-2)>u=0 in R^n" Funkcialaj Ekvacioj. (to appear).

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] Yoshitsugu Kabeya,Shoji Yotsutani,Eiji Yanagida: "Existence of nodal tast-decay solutions to div(|▽u|^<M-2>▽u)+k(|u|)|u|^<q-1>u=0 in R^n" Differential and Integral Equations. (to appear).

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書

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公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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