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ベクトル場のホモクリニック軌道の分岐と超越整関数の力学系

研究課題

研究課題/領域番号 06740130
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 解析学
研究機関大阪府立大学

研究代表者

木坂 正史  大阪府立大学, 総合科学部, 助手 (70244671)

研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1994年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード力学系 / 超越整関数 / Julia集合 / Fatou集合
研究概要

超越整関数の力学系の研究において次の研究結果を得た。
定理1:整関数f(z)がf_n(Z)によってC上広義一様に近似されていて、f(z)のFatou集合F_fがattracting cycleのbasinだけからなる、または空集合のときf_n(Z)のJulia集合J_<fn>はf(z)のJulia集合J_fにHausdorff距離に関して収束する。
この結果はB.Krauskopfがf(z)=λe^z,f_n(z)=λ(1+z/n)^nという非常に特殊な場合でしかもパラメーターλがある条件を満たしている場合に示した結果の一般化になっている。またf(z)がこの定理の条件を満たすための十分条件として、f(z)がC.McMallenの意味でexpandingならば十分であることも示した。
定理:f(z),f_n(z)を上記のとおりとし、cをf(z)のsingular valueとする。このときある自然数Nがあり任意のn【greater than or equal】Nにたいしf_n(z)のsingular value c_nが存在し<lim>___<n→∞> c_n=cが成り立つ。
この結果の一つの応用として、S:={f(z)|f(z)のsingular valueは有限個}に属するf(z)についてf_n(z)がある条件を満たすときJ_f=C^^<^>であることがわかる(詳細は略)、という命題を示した。
以上の結果は下記のとおり「Nonlinearity」に掲載される予定である。
今後は同じ状況のもとでJ_fの位相的性質がf_n(z)の情報からどの程度わかるかを研究していきたいと思っている。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 木坂 正史: "Local uniform convergence and convergence of Julia sets" Nonlinearity. (to appear). (1995)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書

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公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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