• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

ω安定群のモデル理論的研究

研究課題

研究課題/領域番号 06740156
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 数学一般(含確率論・統計数学)
研究機関岡山大学

研究代表者

田中 克己  岡山大学, 医療技術短期大学部, 助教授 (60207082)

研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1994年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワードモデル理論 / 安定性 / ω安定群
研究概要

1.モーレーランク有限のω(オメガ)安定群は極小群を持てば定義可能であることが知られているが.また極大部分群を持つとも限らないし,たとえ持っていてもそれが定義可能になるかどうかはわからない.しかし,有限のモーレーランクを持つω安定群は,定義可能な部分群のうちで極大なものがあればそれが極大部分群であることを示した.
この応用として次のことが明らかになった.モーレーランクが3でランク2の部分群を持たない群とくにそのような単純群,いわゆるBad group,はその存在も分かっていない.Bad groupのランク1の定義可能な部分群は定義可能な部分群のなかで極大であるので,先の結果から,これらはアブストラクトな群として極大部分群となることが分かった.
2.任意のべき零群にたいしあるリー環を構成する方法はすでに知られており,ゼルマノフはこのことを使って,べき指数が素数のベキである群について『制限されたバーンサイド問題』を解決したが,このリー環の構成は定義可能であることを示した.したがって,もとのべき零群とそれから構成されるリー環の安定性のクラスは同じであることが分かった.
この応用として,「すべてのべき指数有限のω安定群はべき零群である」という予想について,このリー環を使って解決されるのではないかと期待される.

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書

URL: 

公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi