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高エネルギー光子光子衝突実験の基礎研究

研究課題

研究課題/領域番号 06740221
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 素粒子・原子核・宇宙線・宇宙物理
研究機関広島大学

研究代表者

高橋 徹  広島大学, 理学部, 助手 (50253050)

研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1994年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワードベッセルビーム / 電子 / レーザー / シミュレーション
研究概要

平成6年度はベッセルビームの生成と電子とレーザーの相互作用のシミュレーションプログラムの開発を行った。
ベッセルビームは1987年に指摘された波動方程式の解であり、その非回折性に特徴があり、レーザーの伝搬方式として、有用な可能性がある。理想的なベッセルビームを実現するには、無限の空間とエネルギーが必要とされるため、我々は、擬ベッセルビームを作ることを試みた。その方法として、ホログラムを使う方法とレンズを使う方法の両方を試した。まずこれらの設計のために、光の回折を数値的に計算し、必様なホログラムとレンズを設計した。これらの設計に基づいて、ホログラムとレンズを制作し、擬ベッセルビームの生成実験をおこなった。その結果ホログラム、レンズともにほぼ設計のとうりの結果が得られ、ホログラムは中心部分のレーザーの半径を約0.1mmに保ったまま2.5m伝搬した。同様の半径のガウスビームの伝搬距離は6cmであるので、これに比べはるかに伝搬距離がながいことを確認した。今後はこれらの方法の実際の応用について研究する予定である。
電子とレーザーの相互作用のシミュレーションプログラムも基本的ものは完成し、これを用いて、光子光子衝突型加速器のルミノシティ分布等を計算し、より現実に近い考察を始めている。
以上の結果は、平成6年秋の物理学会、12月の東京大学原子核研究所研究会で発表を行った。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書

URL: 

公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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