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K/π中間子同定に用いるリングイメージチェレンコフカウンターのための基礎研究

研究課題

研究課題/領域番号 06740228
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 素粒子・原子核・宇宙線・宇宙物理
研究機関東邦大学

研究代表者

小川 了  東邦大学, 理学部, 講師 (10256761)

研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
800千円 (直接経費: 800千円)
1994年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
キーワードチェレンコフ / リング / RICH / Bファクトリー / 粒子同定 / CaF_2 / CsI
研究概要

本研究を始めるにあたり、本研究室において実験システムの構築を行った。テストチェンバーは、チェレンコフ光を発するCaF_2の窓によって二室に分けられている。一室には、CsIを蒸着した光電陰極を納めMwPCによるガス振幅を行う。もう一室には、光源、光電子増倍管が装着可能で、Arガスを満たすことにより、紫外光の吸収をおさえ、光電子増倍管によるモニターが可能な構造とした。ガスシステムは、検出器室にガス増幅用のメタンを、必要に応じて、TEAなどの光電物質を含ませられる構造になっている。CsI光電陰極からの信号は、電荷有感増幅器を経た後、CAMACシステムのADCで読み出される。CAMACシステムは、インターフェイスボードを通じて、NEC製PCにより制御されている。
MWPCの動作を確認するため、^<90>Srによる試験を行い、ベータ線による信号を確認し、データ取得システムの動作を確認した。Xeランプによる光の信号を確認し、CsI光電陰極による紫外光の検出を確認した。CsI光電陰極の量子効率を決定するためには、入射する光の量を評価する必要がある。本研究では、浜松ホトニクス社製のCsIの光電面を持つ光電子増倍管を導入し光の量の決定を試みたが、まだ、結論に至っていない。CsI光電陰極の蒸着は、高エネルギー研究所内の真空蒸着装置を用い、500μmの厚さにした。B-factory計画への応用が当面の課題であるが、ニュートリノ振動実験などの将来実験における応用の可能性なども調査を行った。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書

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公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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