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超対称性を持つ素粒子模型の現象論的研究

研究課題

研究課題/領域番号 06740236
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 素粒子・原子核・宇宙線・宇宙物理
研究機関高エネルギー物理学研究所

研究代表者

野尻 美保子  高エネルギー物理学研究所, 物理研究部, 助手 (30222201)

研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1994年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
キーワード超対称標準模型 / 陽子陽子衝突実験 / 電子陽電子衝突実験 / 暗黒物質 / 超対称粒子
研究概要

1)超低温下におけるGe測定器において、超対称粒子からなる暗黒物質の存在を、その粒子とGeの弾性散乱から観測する計画がすすめられている。この弾性散乱はヒッグス粒子の交換にあってすすむが、一方、Higgs粒子の質量はb→sγ崩壊によって制限を受けている。DESYのBorzumati氏との共同研究においてはこのb→sγからの制限を満たすHiggs粒子のspectrumでは暗黒物質となる粒子とGe散乱確率がきわめて小さくなることを示した。
2)超対称な理論で予想されるスカラートップ粒子は湯川結合を持っているために他のスカラークオークにくらでて質量が軽いことが期待される。そこでこの粒子のppコライダーにおける生成崩壊について調べ、どのような崩壊modeが、スカラートップの生成のシグナルとなりうるかを調べた。スカラートップ粒子が結合状態を作っているときは++^*→2γmodeが,そうでない場合にはbjetを多く含むシグナルがスカラートップ生成を調べるのに良いmodeとなることが明らかになった。
3)将来高エネルギーと偏極を持ったエレクトロンビームを得ることが可能になるといわれているが、このようなbeamによるe^+e^-コライダーでは超対称粒子の生成シグナルに対るバックグラウンドを低くおさえることが可能であり、このため、超対称粒子の質量、相互作用を非常に精密に測定することが可能となる。このような状況下でスカラータウの崩壊からくるタウ粒子の偏極を測定することによって、ケージ、ヒッグス粒子の超対称粒子であるニュートラルリ-ノ性質が調べられることを示した。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書
  • 研究成果

    (5件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (5件)

  • [文献書誌] Mihoko M.Nojiri: "Palarization of τ lepton from scalar tau decay as aprove of neutraline mixing" Physical Rev.D. (予定).

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] F,M.Borzumati 他: "Implications for supersymmetric dark matter detection from radiative B Decay" Physical Rev.D. 51. 341-347 (1995)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] H.Baer 他: "Super collider Signatureo of Supergravity Models with Yukawa Unification" Physical Rev.D. 50. 2148-2163 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] M.Drees 他: "Production and Decay of scalar top squarko nium bound states" Physical Rev.D. 49. 4595-4616 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] M.Drees 他: "Proposed new Signal for scalar top-quark bound-state production" Physical Rev.Lett.72. 2324-2327 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書

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公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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