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海嶺沈み込みの時空変遷とその地質学的意義に関する研究-クラ-太平洋海嶺を例として-

研究課題

研究課題/領域番号 06740397
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 地質学
研究機関大阪市立自然史博物館

研究代表者

川端 清司  大阪市立自然史博物館, 学芸課, 学芸員 (80195130)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1994年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード海嶺沈み込み / 現地性緑色岩 / 四万十帯 / 日高帯 / 奄美大島 / 名瀬層 / 放散虫化石
研究概要

クラ-太平洋海嶺の沈込みの時期を特定するという目的で,以下のような研究を行った.
鹿児島県奄美大島に分布する名瀬層について野外調査を行った.現地性と考えられる緑色岩と黒色頁岩の産状の記載を行うとともに,黒色頁岩と緑色岩の間での反応関係を調べるための化学分析用試料の採集を行った.化学分析は共同研究者である山口大学理学部君波助教授のもとで行い,黒色頁岩と緑色岩の間での反応関係を示す結果が得られている.また,名瀬層分布域から広く放散虫化石分析用の試料を採取して,分析を行った.その結果従来より詳細な年代決定が行えることが明らかになった.これらは現在論文の作成中であり,近く公表する予定である.
一方北海道の日高帯において,これまでの研究で陸源砕屑物と現地性の関係にある緑色岩が知られている下川地域・トムラウシ地域・紋別地域において年代決定のために放散虫化石分析用の試料の採取を行った.試料については現在分析を進めている段階であるが,紋別地域については若干の試料から年代決定に有効な放散虫化石が得られた.しかし下川地域・トムラウシ地域からは年代決定に有効な放散虫化石は十分に得られていない.北海道日高帯の年代の決定は単に海嶺の沈み込みの時期の特定だけでなく,日高帯全体のテクトニクスを議論するためにも重要な意義を持っている.日高帯のより詳細な年代論の議論が可能となるように,今後も継続して研究を進める必要がある.

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 川端 清司・君波 和雄: "奄美大島名瀬層のin-situ緑色岩." 月刊 地球. 16. 458-463 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] Kiminami K.,Miyashita S.and Kawabata K.: "Ridge cellision and in-situ greenstones in accretionary complxes:An sample from the Late Cretaceous Ryukyu Islomds and southwest Japan margin." Island Arc. 3. 103-111 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書

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公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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