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射影演算子による擬似自然軌道の作成と応用

研究課題

研究課題/領域番号 06740427
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 物理化学
研究機関北海道大学

研究代表者

関谷 雅弘  北海道大学, 理学部, 助手 (60241296)

研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1994年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワードMCSCF / 自然軌道 / 射影演算子 / 電子相関
研究概要

本研究ではRoothaan-HinzeのMCSCF(muliticonfiguration self-consistent field)法に基づいて、MCSCF法を構築し、それに射影演算子を組み込んで、擬似自然軌道を求める方法を考案した。
本年度における研究成果は以下の通りである。
1.原子のMCSCFプログラムに新たに射影演算子を使った手法を組み込み、He,Be原子について、射影演算手法の有効性や得られた擬似自然軌道の有用性を検証した。
2.既存の分子のプログラムに手を加え、簡単なH_2分子のテスト計算を行い、1.と同様の検証を行った。
3.今後発展が期待される並列計算機の事を考慮し、計算アルゴリズムを再検討した。現在は分子のプログラムを作成、デバック中である。
テスト計算の結果は良好であった。特に、Roothaan-Hinzeの方法では収束の難しいBe原子の場合でも、射影演算子を用いた本研究の方法は良好であった。残念ながら、手法の見直しと並列化を考慮した初期設計のやり直しのため、当初の予定よりも開発が遅れてしまった。今後は、プログラムを完成し、擬似自然軌道の有用性を遷移金属分子等で示す予定である。将来的には配置間相互作用法(CI法)等の機能も追加、ユーザーインターフェイスの改良に重点をおいて、このプログラムを発展させていく予定である。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書

URL: 

公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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