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波長可変遠赤外側帯波分光法の開発と星間分子の分光

研究課題

研究課題/領域番号 06740457
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 物理化学
研究機関岡崎国立共同研究機構

研究代表者

尾関 博之  岡崎国立共同研究機構, 分子科学研究所, 助手 (70260031)

研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1994年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード遠赤外分光 / 星間分子
研究概要

本研究計画においては、波長可変遠赤外レーザー側帯波光源の立ち上げを第一目標とし、それを実現するために必要な、ガリウム・ひ素ショットキーバリアーダイオードを用いた混合器の製作をまず行った。この混合器はショットキーダイオード、微小アンテナより構成されるが、それらを固定するための専用の治具を製作した。良好なダイオード特性を得られているかどうかの判断は、ダイオードの電流対電圧特性をカーブトレーサー(本研究予算で製作)を用いて調べた。波長固定遠赤外レーザーとマイクロ波光源との混合の前段階として、遠赤外光の微小アンテナを介してのダイオードとの結合効率を測定し、それを向上させることが必要であるが、そのためのモニター回路を製作した。そして、炭酸ガスレーザー9P(36)ライン励起の遠赤外発振線(周波数2522GHz)でダイオードに高周波電流が誘起されていることが確認できた。次に側帯波を得るための予備段階として、マイクロ波源の高調波と遠赤外光の間に発生するビ-トを検出することを試みた。これは側帯波発生の直接の証拠にもなるしまた遠赤外レーザーの発振周波数を正確に求めるためにも必要なステップである。これを行うために、マイクロ波と直流信号を同時にダイオードに導入するためのバイアスTを購入した。こうして発生が確認された側帯波を選り分けるための干渉計(別途予算で製作)を導入し、現在側帯波のみを直接受信機で検出することを試みている段階であり、近日中に分光計として完成する予定である。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書

URL: 

公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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