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ゴキブリ嗅覚中枢における匂い識別機構の神経活性染色による解析

研究課題

研究課題/領域番号 06740636
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 動物生理・代謝
研究機関福岡大学

研究代表者

岩崎 雅行  福岡大学, 理学部, 助手 (60151726)

研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1994年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード嗅覚 / 触角葉 / 匂い識別機構 / 活性染色 / NBT
研究概要

予備実験として、以下の実験を行った。
1.ワモンゴキブリ成虫雄をアクリル板で作った固定台に固定した後、左触角を切除し、右触角の近傍にサンタロールまたはヘキサノールをしみこませた濾紙を置き、30分放置後ただちに脳を取り出し、ニトロブルーテトラゾリウム(NBT)を用いたコハク酸脱水素酵素の組織化学を行った。その結果、脳は神経断端以外では全く反応を示さなかった。このことから、脳の神経周膜は反応液を透過させないことがわかった。
2.刺激後、脳をマイクロスライサ-を用いて、100μmの厚さの未固定切片にし、反応を試したところ、反応は見られたが、変形・付着が激しく、実用にならないことがわかった。
3.クライオトームを用いて、20μm厚の未固定凍結切片を作成し、スライドグラスに張り付けて反応させたところ、反応物が観察され、組織写真をデジタイザで読みとりパーソナルコンピュータで画像解析したが、切片のスライドグラスからの剥離がひどく、濃度を定量化できなかった。
現在、以下の方法で神経活性染色の確立をめざしている。
1.ゴキブリの頭部を開いて脳を露出させ、コラゲナーゼ処理により神経周膜を溶かした後、頭部を基質溶液で満たした状態で刺激を行い、刺激終了後ただちにNBT液を滴下することにより反応を行う。
2.通常の状態で刺激後ただちに脳を取り出し、凍結切片を作成し、スライドグラスに張り付けた後、ゼラチンコートを行い、剥離を予防してから反応を行う。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Iwasaki M.: "Identification of hygro-and thermoreceptive sensilla on firefly antennae." Zoological Science. 11(Suppl). 102-102 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書

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公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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