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CT画像を用いた霊長類下顎骨の三次元モデリング

研究課題

研究課題/領域番号 06740654
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 人類学(含生理人類学)
研究機関独協医科大学

研究代表者

山下 真幸  獨協医科大学, 医学部, 助手 (80255009)

研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1994年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワードCT / 下顎 / 霊長類 / 三次元モデリング / 骨
研究概要

平成5年度までに収集を終えているCTスキャナの画像データを用いて,下顎骨全体の(内部形状のデータを含んだ)三次元モデルを構築した.CTデータを採取した分類群はヒト、チンパンジー、ゴリラ、ニホンザルの4種である。このデータから、CADソフトウェアなどを用いて断面の外部輪郭や内部の骨量分布のデータをとりだし、補間・修正を行って三次元骨モデルを構築した。
モデリングに際しては,CT画像以外の以下のデータをも収集し,モデリングに利用した.1)類人猿下顎骨標本について線計測を行い,平均的な形態のモデルを作るためのサイズ・プロポーション等の調製に用いるため基礎データとして用いた.2)非接触式三次元計測器を用いて下顎骨標本の計測を行い下顎骨の外部形状データを収集した.これはCT画像から得た骨の輪郭の補正に用いられた
こうして完成されたモデルは,下顎骨の外部形状のデータおよび下顎全体の骨量分布のデータを含んでいる.
出来上がったモデルを用いて,下顎の各部位での骨量分布パターンの比較分析を行った。下顎骨を下顎枝,下顎体,symphysis部の三部分に分けて,それぞれの部分について上記の4種間の骨質の集中度の種間変異を調べ,その結果についてバイオメカニクス的な観点から解釈を行った.さらに、このモデルをもとに有限要素法による力学的シミュレーションを行い、下顎の力学的なふるまいのヒト,類人猿,旧世界ザルの間の違いを分析した。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Yamashita,M.: "Functional Morphology of Hominoid Mandibles Based on the CT Image and Finite Element Simulation" Anthropological Science. 103(発表予定). (1995)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書

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公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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