• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

新しいその場測定法によるナノメータサイズ微粒子の成長機構に関する実験的研究

研究課題

研究課題/領域番号 06750063
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 応用物理学一般
研究機関九州大学

研究代表者

福澤 剛  九州大学, 工学部, 助手 (70243904)

研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1994年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード微粒子 / 静電プローブ法 / 光脱離法 / 電子親和力 / 変調高周波放電 / シランプラズマ / プラズマCVD / 短寿命ラジカル
研究概要

プラズマ中に発生する微粒子は作製される薄膜の膜質劣化やデバイスの歩留まりの低下をもたらす.このため微粒子を抑制するために微粒子の発生・成長機構の解明が望まれている.本研究の目的は,アモルファスシリコン薄膜作製等に使用されるシランプラズマを対象として,微粒子の発生初期における成長機構を明らかにすることであった.このため変調高周波プラズマ法でサイズ制御した状態でナノメータサイズのSi微粒子を作製し,Si微粒子の初期成長過程を静電プローブ法を応用した「新しいその場測定法」と透過型電子顕微鏡,走査型電子顕微鏡,原子間力顕微鏡で調べた.またSi微粒子の電子親和力を光脱離法により測定することにより,Si微粒子を構成するSi原子の数を調べた.その結果,ナノメータサイズ以下の微粒子は10nm以上の微粒子の空間分布と同様,主として高周波電極側のプラズマ/シース境界付近で発生・成長していることが明らかになった.また光脱離法による電子親和力の測定から,プラズマ/シース境界付近で観測されるSi微粒子は数個から200個以下のSi原子で構成され,粒径は1nm程度であることが分かった.この微粒子の空間分布は放電中の正負イオンの分布とは違い,短寿命ラジカルの分布に似ている.この結果は多くの中性の短寿命ラジカルが微粒子発生初期において必要であることを示唆している.

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書
  • 研究成果

    (5件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (5件)

  • [文献書誌] T.Fukuzawa: "Study on Growth Processes of Subnanometer Particles in Early Phase of Silane RF Discharges" Jpn.J.Appl.Phys.33. 4212-4215 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] 小畑 孝司: "RFシランプラズマ中微粒子の光脱離法による観測" 平成6年度電気関係学会九州支部連合大会講演論文集. 47. 125 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] 福澤 剛: "パルスHe-SiH_4高周波放電で作製したSi微粒子の透過型電子顕微鏡による観察" 平成6年度電気関係学会九州支部連合大会講演論文集. 47. 126 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] 福澤 剛: "He-SiH_4パルス高周波放電生成Si微粒子のTEM及びAFMによる観察" 平成6年度応用物理学会九州支部講演会講演予稿集. 20. 181-182 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] T.Fukuzawa: "GROWTH PROCESSES OF SMALL PARTICULATES IN SILANE PLASMAS" Proc.12th Symp.PLASMA PROCESSING. 12. 385-388 (1995)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書

URL: 

公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi