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放電加工において極間隙の気泡の挙動が加工に与える影響について

研究課題

研究課題/領域番号 06750112
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 機械工作・生産工学
研究機関東京農工大学

研究代表者

吉田 政弘  東京農工大学, 工学部, 教務職員 (80220680)

研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1994年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード単発放電 / 加工屑 / 気泡 / ゼラチン水溶液 / 気中放電加工 / 粘性 / シミュレーション
研究概要

1.加工屑と気泡の位置関係を明らかにした.
研究の進行上,単発放電時の加工屑と気泡の位置関係を知る必要があったが,観察時に加工屑が動くなどの問題があり,その関係は明らかになっていなかった.そこで本研究は,加工液の代わりにゼラチン水溶液を用い,観察時に実験装置を冷却してゼラチン水溶液を固化し,極間情報を固定してから観察を行う新たな方法を考案し,極間データを得た.図1に結果を示す.このように,加工屑は気泡境界に集中的に存在することを初めて明らかにした.
2.気中放電加工の可能性を明らかにした.
単発放電の加工屑の分散状況を液中放電と大気中で行う気中放電について調べた.その結果,・気中放電では加工屑が工作物に付着する.・気中放電であってもパルス幅が長くなると発生する加工屑体積は液中放電と変わらなくなる.・液中放電の加工液の爆発的な気化による圧力の作用の影響が大きいのは絶縁破壊直後のみである.などが明らかとなり,気中放電でも液中放電と同様に加工が行える可能性を見い出した.
3.粘性を考慮したシミュレーションと実験結果の比較
結果を図2に示す.この結果から分かるように,ギャップ35μmではシミュレーションと実験結果が合っていると思われるが,その他のギャップではかなりの相違が見られる.これは,気泡と加工液の境界の形状が変化しないと仮定して数値計算を行ったためと考えられ,現在,境界の形状の変化を考慮したシミュレーションを実行中である.

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 吉田政弘: "単発放電における加工屑の分散の観察" 電気加工学会.全国大会.講演論文集. 35-38 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] 吉田政弘: "気中と液中の放電加工特性の違い" 精密工学会春季大会講演論文集. ((予定))

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書

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公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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