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パルスパワー技術を水中放電成形加工に応用するための基礎的研究

研究課題

研究課題/領域番号 06750133
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 機械工作・生産工学
研究機関鹿児島工業高等専門学校

研究代表者

中村 格  鹿児島工業高等専門学校, 電気工学科, 講師 (50227881)

研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1994年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワードパルスパワー技術 / 水中放電成形加工 / 衝撃的圧力波
研究概要

水中成形法は、従来の静的な成形法では成形困難であった高強さ・高温高強さの材料の成形を可能とし、更に、材料によっては変形能を増大する利点がある。そのエネルギー源として、コンデンサに蓄えられた電気エネルギーを用いる場合、爆薬を使用する化学的な方法では容易でなかった、より精密、より正確なエネルギーの制御を行える。本研究においては、このことに着目し、パルスパワー発生装置の開発において得られたノウハウを水中放電成形加工に応用することが可能であると考え、水中における金属導線の放電爆発による衝撃的圧力波の伝播について検討する。また、衝撃的圧力波の発生、即ち、電気エネルギーから機械エネルギーへの変換機構を調べ、本加工法の効率向上を目指した研究を行い、本加工法を、学術的あるいは工業的に高度に活用する技術を確立して行くことを目的として、平成6年度1年間で完結するよう計画されたものである。この目的を達成するため、パルスパワー発生装置に関して、大型実験は、前研究機関である九州大学の装置を使用して遂行し、小型詳細実験は、現研究機関の鹿児島高専において行った。
このように、パルスパワー技術を水中放電成形加工に応用するべく、水中において金属導線を放電爆発させて実験を行った結果、次の事項が明らかになった。
1.金属導線の放電爆発は、一方向ではなく双方向に進展する。
2.放電爆発時、急激に水へエネルギーが放出され、衝撃的圧力波が発生する。
3.衝撃的圧力波は、水中をひずみ波エネルギーとして伝播する。
以上、パルスパワー技術を水中放電成形加工へ応用することの可能性を確実なものとした。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 中村 格: "水中における銅線溶断の挙動に関する可視的考察" 平成6年度電気関係学会九州支部連合大会講演論文集. 440- (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] Itaru Nakamura: "Harmonic Characteristics on the Starting on the Constant Power Type Operatnig Circuit for High Pressure Mercury Arc Lemp" Journal of Light & Visual Environment. 18. 15-25 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書

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公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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