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流体中を走行する弾性体の非接触振動抑制

研究課題

研究課題/領域番号 06750241
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 機械力学・制御
研究機関東海大学

研究代表者

押野谷 康雄  東海大学, 工学部, 講師 (70233533)

研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1994年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード電磁力 / 磁気浮上 / 振動制御 / 搬送 / 水中 / 弾性振動 / 流体抗力
研究概要

本申請では、水中を電磁推進力によって高速走行するモノレール等の車両の振動制御や、連続亜鉛めっき処理工程における亜鉛の安定な蒸着を実現するための鋼板の非接触振動制御等の、制御手法の基礎資料を作成することを目的とした。従来、電磁力技術は電気軸受や磁気浮上車両等のような大気中や宇宙空間での応用が主であった。したがって。水のような流体中で振動する弾性体の非接触制振技術を確立することは重要な課題である。
水中を走行する車両の振動制御を想定した場合、特に非対象モードを生じる原因となるコリオリ力が流体抗力によってどのような影響を受けるかを、走行速度との関係について考察し、電磁アクチュエータやセンサの最適な配置及び個数を検討する必要がある。一方、めっき処理工程を対象とした場合、めっき槽内にある部分が大きな流体抗力を受けるため、対象物の振動モード形状が流体抗力を受ける部分の深さによって異なることから、これを考慮したモデル化を行い、最適な電磁アクチュエータやセンサの配置を検討する必要がある。
本年度は研究発表欄にも記したように、本研究課題の基礎段階である四辺自由端の薄鋼板を非接触支持する制御機構を開発し、その実現性に関して理論的・実験的に確認できた。現在水中を搬送する機構を製作中であり、理論的・実験的に基礎的な検討を行っている。当初の研究目的は本年度中に十分達成できなかったが、現在は次年度以降に十分な成果を得ることが可能な研究段階である。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書
  • 研究成果

    (5件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (5件)

  • [文献書誌] 押野谷 康雄: "周辺自由板の非接触支持制御" 日本機械学会第71期通常総会講演論文集(I). I. 578-580 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] 押野谷 康雄: "電磁力を利用した周辺自由鋼板の浮上制御" 東海大学紀要工学部. 34. 291-299 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] 押野谷 康雄: "四辺自由鋼板の磁気浮上制御" 第6回電磁力関連のダイナミックスシンポジウム論文集. 57-62 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] 押野谷 康雄: "薄鋼板の非接触支持制御に関する考察" 第37回自動制御連合講演会. 203-204 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] 押野谷 康雄: "電磁石と永久磁石を用いた薄板の非接触支持制御" 日本機械学会第72期通常総会講演論文集. (発表予定).

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書

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公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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