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協調目標値設計とそのメカニカルシステムへの応用

研究課題

研究課題/領域番号 06750244
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 機械力学・制御
研究機関神奈川大学

研究代表者

江上 正  神奈川大学, 工学部, 助教授 (40201363)

研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1994年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード実時間目標値 / 仮想目標値 / 協調目標値 / リニアモータ / DDロボット / 予見制御
研究概要

ロボットの経路制御、工作機械の形状切削制御などメカニカルシステムの制御を行う場合には、トータルシステムとしてはサーボ系の構成のみならず、そのサーボ系に与えられるべき目標値の設計も重要な要素となる。しかし、従来は制御系の設計については種々議論されているが、その制御系に加える目標値の設計については余り関心が払われていない。
本研究ではこのような観点から制御系の特性を考慮した実時間の仮想目標値設計法を提案した。これは従来のように制御系と目標値をそれぞれ独立に設計するのではなく、制御系の特性を考慮しながらこれと協調して、本来の目標値への追従性を改善するような仮想目標値を実時間で設計するものである。この仮想目標値は制御系の情報を用いて、オンラインでフィードバック的に設計されるため、パラメータ変動や外乱にも対処可能となる。また様々な制御系に追加的に用いることができ、設計が容易であるという特長を持つ。
本研究ではこの実時間仮想目標値をエアスライドリニアモータの外乱抑制制御や3リンクDD(ダイレクトドライブ)ロボットの経路制御に応用し、その有効性について実験的に検討を行った。そして実時間仮想目標値を用いることにより、ゲイン特性や位相特性が大幅に改善され、時間応答や経路応答に対しても大きな効果が得られることを確認した。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書
  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] 江上 正、木間政保、土谷武士: "制御系協調目標値設計" 平成6年電気学会全国大会 1707.

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] 江上 正、木間政保、土谷武士: "制御系協調目標値設計とその応用" 第38回システム制御情報学会研究発表講演会. 1013.

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] 江上 正、佐々木秀明、谷田 安: "予見協調目標値を用いた3リンクDDロボットのディジタル非線形制御" 日本ロボット学会第4回ロボットシンポジウム B05.

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] 江上 正、木間政保、土谷武士: "協調目標値設計とその応用" 第33回計測自動制御学会学術講演会109M6.

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] 江上 正、佐々木秀明、谷田 安: "協調目標値を用いた3リンクDDロボットのディジタル非線形制御" 日本機械学会第72期全国大会 2110.

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] 江上 正、木間政保、土谷武士: "予見協調目標値を用いたエアスライドリニアモータの制御" 日本機械学会第72期全国大会 2924.

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書

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公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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