• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

自己位置認識誤差がセンサベーストパスプランニングの収束性に与える影響について

研究課題

研究課題/領域番号 06750266
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 知能機械学・機械システム
研究機関大阪電気通信大学

研究代表者

登尾 啓史  大阪電気通信大学, 工学部, 助教授 (10198616)

研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1994年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワードセンサベーストパスプランニング / オンラインパスプランニング / 自己位置認識誤差 / 移動ロボット / 未知空間 / 障害物回避 / 知能化 / 知能ロボット
研究概要

一般に、センサベーストパスプランニングでは、移動体はゴール方向が障害物に妨げられなければそれへ直進し、そうでなければその障害物を回避するという2種類の行動を逐次選択する。このとき、移動体のゴールGへの到達(これをデッドロックフリー特性と呼ぶ)を、コンセプト『障害物を回避し終えたのちそれから離脱するところをゴールGへ単調にさせる』で保証すると、距離アルゴリズムが誕生する。しかし、自己の位置を誤認識すると、移動体はこのコンセプトの運用を誤り、本来離れてはならないところから離脱したり、本来離れなければならないところから離れなかったりし、ゴールGから誤差分だけ離れたところ(架空のゴールG^*)へさえも到達できなくなる。
本研究では、従来の距離アルゴリズムの(ゴールG^*への)デッドロックフリー特性に、移動体の自己位置認識誤差Eがどの様な影響を与えるかについて検討した。
まず、移動体のコンピュータが推定する位置Aとその体自身が現実に占める位置A^*を考える。そして、位置Aを正則な射像で位置A^*へ移す誤差Eを正則誤差と定義する。すると、位置A^*も正則逆射像で位置Aに移り、コンピュータのパスPと体のパスP^*は相似形を成す。この相似関係により、対A^*が離れるべきところを頭Aで正しく認識でき、体A^*は架空のゴールG^*へ必ず到達できる。我々は、この性質を理論的に証明し、従来のアルゴリズムを修正した。また、それがデッドロックフリー特性を保持することをシミュレーションで確認した。
一方、正則誤差以外が発生するとき、パスPとパスP^*は相似形を成さないので、体A^*が離れるべきところを頭Aで正しく認識できない。その結果、体A^*は必ずしも架空のゴールG^*へさえ到着できないことを理論的に証明した。また、従来のアルゴリズムを最大限デッドロックフリーにするよう修正し、その有効性をシミュレーションで確認した。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] Takashi Yoshioka,Hiroshi Noborio: "On deadlock-free characteristics in previous sensor-based path-planning algorithms by a dead reckoning error" Proc.of the 1994 Japan-USA Symposium on Flexible Automation. 2. 645-648 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] Takahiko Hamaguchi,Hiroshi Noborio: "A sensor-based bridge between gross and fine motion-planning in the presence of a self-positioning error" Proc.of the 1994 Japan-USA Symposium on Flexible Automation. 3. 1017-1020 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] 吉岡孝,登尾啓史: "トポロジーを利用した自己位置認識誤差のリカバーについて" 第12回ロボット学会学術講演会. 1. 401-402 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書

URL: 

公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi