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レーザ光生成プラズマの拡散解析実験(レーザ光の影響抽出のための異方向独立照射)

研究課題

研究課題/領域番号 06750283
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 電力工学・電気機器工学
研究機関神戸大学

研究代表者

竹の 裕正  神戸大学, 工学部, 助手 (90216929)

研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1994年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワードレーザ光生成プラズマ / 誘雷 / 誘導電荷量計測
研究概要

レーザ光生成プラズマの拡散過程に対するレーザ光の影響を抽出するために、拡散解析用レーザ装置を導入するべく、研究実施計画に沿って既設炭素ガスレーザ装置の改造を試みた。改造レーザ装置は、単独運転では問題ないが、発振のジッタが大きく、プラズマ生成用レーザ装置との同期をとることが困難であった。解析に必要な同一条件でのショット例を十分に確保することができず、プラズマの拡散とレーザ光そのものとの間で有意な相関関係を把握するには至っていない。ジッタの軽減のためには、電源へサイラトロンを導入する等の対策が必要である。
この課題の実験では、プラズマの拡散を評価するに際して、高速度カメラを用いてプラズマの発光の空間分布を記録して、データを解析するという手順を経てきた。この手法では、データ解析に時間がかかり、効率的な実験が困難であった。そこで、あくまでも定性的な変化の目安としてではあるが、レーザ光生成プラズマに弱電界を印加して、その電界印加回路に誘起される電流や電荷の変化を捕らえる方法を試みた。電流波形は複雑な変化をするために、拡散との対応が容易ではないが、その時間積分量である、電荷量を測定すれば、定性的な変化を捕らえることができることがわかった。ただし、拡散過程との対応を把握するためには、理論的な考察が不可欠であり、またショット間のばらつきが大きく、変化を確認するには10ショット程度のデータを確保する必要がある。この手法では、オシロスコープの波形からデータを直読するため、この程度のショット数の増大は問題とならない。
今後、レーザ発振のジッタの軽減を図り、弱電界印加に対する応答信号と拡散過程との関係を把握したうえで、データを充実させるべく、実験を継続する予定である。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 竹の裕正 他: "弱電界印加によるレーザ光生成プラズマの経時変化計測" 放電研究. No.144. 67-70 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書

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公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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