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P-N接合デバイスにおける低周波雑音特性

研究課題

研究課題/領域番号 06750352
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 電子デバイス・機器工学
研究機関九州工業大学

研究代表者

楊 世淵  九州工業大学, 工学部, 助手 (20253552)

研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
800千円 (直接経費: 800千円)
1994年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
キーワードP-N接合 / 低周波雑音 / 1 / fスペクトル / 半導体レーザ / 拡散 / 相関性
研究概要

本研究は、光通信・計測に大きな役割を持つ半導体レーザの雑音を低減するため、レーザ光の雑音発生メカニズムを解明するための基礎研究として、P-N接合デバイスの低周波雑音特性について行った。
まず、P-N接合デバイスの低周波雑音を測定するシステムを構成した。測定は、P-N接合ダイオード、バイポーラトランジスタ、レーザダイオードについて周波数依存性、電流依存性などを測定した。測定デバイスは基本的にP-N接合を持つもので、周波数特性としては1/fスペクトルを示すものが多い。電流依存性はP-N接合に流れる電流に対して雑音が比例して増加する傾向がみられた。これはP-N接合領域における拡散によるものと考えられている。また、半導体レーザの光出力雑音とレーザダイオードの雑音との相関性を調べた結果、かなり高い相関を持つことが分かった。この相関性を持つことを利用して、レーザ光の雑音低減について試みた。レーザ光をフォトダイオードで検出し、その光ゆらぎをレーザダイオードに帰還することによってレーザ光の雑音を低減することができる。また、シングルモードレーザダイオードに帰還をかける時、適切な領域まではシングルモードを保持し、それを越えるとマルチモードに変わることが分かった。これは光通信において非常に重要なことで、更に最適帰還量を調べる必要がある。また、これからの課題としては、P-N接合デバイスにおける1/f雑音の拡散による依存性について計算機シミュレーションを行い、より低雑音のデバイスが得られることを期待する。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] S.Yang,T.Sasaki,T.Mizunami,and K.Takagi: "Measurements on Low-Frequency Fluctuation in the Laser Diodes" IEEE Transactions on Electron Devices. 41. 2162-2164 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書

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公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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