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携帯電話機と人体の電磁相互作用に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 06750364
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 情報通信工学
研究機関東北大学

研究代表者

陳 驪  東北大学, 電気通信研究所, 助手 (30250690)

研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1994年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード携帯電話機 / 電波と人体の相互作用 / 電波比吸収率SAR / FDTD法 / アンテナ
研究概要

本研究の目的は人体の影響を含めた携帯電話機用のアンテナの設計を確立することと、携帯電話機が人体に与える影響を明らかにして安全基準の一指針を与えることである。
ここで、実用型携帯電話機のモデルとして、方形の誘電体カバー付き金属筐体にモノポールアンテナが設置されているモデルを考える。人体のモデルには、周波数を1.5GHz帯と考えると頭と金属筐体を握る手だけを考えれば良い。
解析手法について時間領域の差分法(FDTD法)を用いた。電波が人体にどのくらい吸収されるかについての最も基本な因子は人体の比吸収率SAR(Specific Absorption Rate)である。SARは人体の導伝率σと誘電率ε_rに依存するものである。人体の皮膚部分はσとε_rが低い、頭の内部のσとε_rが大きいので本研究では人体の頭は1cmの外層皮膚と半径8cmの内部部分で構成した。ここで二つ組のσとε_rの値を与えて(外層:σ_1=0.055S/m,ε_<r1>=5.6;σ'_1=0.12S/m,ε'_<r1>=5.6,頭の内部:σ'_2=1.09S/m,ε'_<r2>=35;σ_2=1.4S/m,ε_<r2>=46)計算を行った。頭部に吸収された電力はそれぞれ入力電力の40%と50%であることが分かった。一般的に、小電力の携帯電話機のアンテナの出力は最大1wで、この場合に人体の頭中に吸収される電力は0.4〜0.5wになることが分かった。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 陳 驪: "携帯電話機用アンテナの近旁における頭部多層球モデルのSAR" 1995 URSI RADIO SCIENCE MEETING論文集. (1995)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書

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公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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