• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

超高速光交換系に適した伝送制御技術の開発

研究課題

研究課題/領域番号 06750384
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 情報通信工学
研究機関大阪大学

研究代表者

山本 幹  大阪大学, 工学部, 助手 (30210561)

研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1994年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード光交換 / 超高速ネットワーク / マルチセル伝送 / 階層ネットワーク / ATMネットワーク
研究概要

今後、広帯域ISDNが数+Gbpsから数百Gbpsレベルのより高速な伝送速度を実現するためには、現在デバイスレベルでの研究が盛んに行われている光スイッチング素子を用いた、光交換系の導入が必要不可欠である。本研究は、光スイッチング素子を用いて超高速広帯域ISDNを構築する際の伝送制御技術を研究対象とし、(1)現在研究開発が進められているATM方式との整合を加味した伝送制御方式の開発、(2)光スイッチング素子特有の欠点を克服し高速伝送制御を可能とする伝送制御方式の開発、を目的として、これらの要求を実現する光交換系伝送制御方式の提示を試みた。具体的には、以下の結果を得た。
(1)新しい伝送制御方式としてのマルチセル伝送方式の提案
ATM方式における伝送単位であるセルを複数個まとめたものを光交換系における伝送・交換単位とする、マルチセル伝送方式を新しく提案した。交換単位をATM方式でのセルよりも大きく設定することにより、光スイッチングデバイスにおける交換動作により発生する連続セル間の空き時間を相対的に短縮し、より高速な交換・伝送が可能となる。また、基本的にはセルをベースにしているので、ATM方式との親和性が高い。
(2)光交換系に適した階層的ネットワーク構成の提案
光交換系を高速バックボーンネットワークである上位ネットワークととらえ、マルチセルを構成するノードを上位ネットワークへの多重化装置と位置づけ、マルチセル構成に要する時間に対する問題を解決する、階層的ネットワーク構成を提案した。
(3)階層的ネットワークにおけるマルチセル伝送方式の有効性の検証
マルチセル伝送方式の基本特性を、計算機上に構築した光交換系階層ネットワークシミュレータにより求め、本方式の有効性を確認した。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書
  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] Y.Choi,Hideki Tode,Miki Yamamoto,Hiromi Okada,Hiromasa Ikeda: "Performance Study of the Multi-Cell Transfer Scheme in the Optical Backbone Network" IEICE Trans.on Communications. (採録決定). (1995)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] Y.Choi,Hideki Tode,Miki Yamamoto,Hiromi Okada,Hiromasa Ikeda: "Multi-cell Transfer Scheme for Optical ATM Networks using Virtual Path Group" Proc.of JTC-CSCC'94. Vol.1. 465-470 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] 崔 永福,戸出 英樹,山本 幹,岡田 博美: "光ATMネットワークにおけるマルチセル伝送方式に関する検討" 電子情報通信学会技術報告. SSE93-147. 13-18 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] 上山憲昭,太田 能,戸出 英樹,山本 幹,岡田 博美: "ATM網をベースにした仮想STM伝送方式" 電子情報通信学会論文誌. J77-B-I. 353-365 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] 戸出英樹,山本 幹,岡田博美: "公平な出力端子競合をもつ共有出力バッファ型交換機" 電子情報通信学会論文誌. J77-B-I. 341-352 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] 太田 能,戸出 英樹,山本 幹,岡田 博美: "相関性のある到着過程とサービス過程を有する離散時間有限容量単一サーバ待ち行列の解析" 電子情報通信学会論文誌. J77-B-I. 493-505 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書

URL: 

公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi