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ネットワークシステムにおける,ファイルの最適な配置及び転送方法に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 06750406
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 情報通信工学
研究機関岐阜大学

研究代表者

金子 美博  岐阜大学, 工学部, 講師 (20247216)

研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1994年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワードファイル転送ネットワーク / 最適なfile transfer / Arborescence-Net
研究概要

ネットワークシステムにおける,ファイルの最適な配置及び転送方法を求める問題とは,ある情報を持ったファイルのコピーを,システム上のある局から,必要ならば,途中の中継局でも適当な部数分そのファイルのコピーを行なって,各局にそれぞれ必要とされる部数のファイルのコピーを,必要コストが最小となるように提供する方法を考える問題である.本年度の本研究の主な目的は
1.個々の局でコピーするファイルの部数に限界があるネットワークに対して,ファイルの最適な配置及び転送を求めるアルゴリズムを開発する.
2.任意の局に任意の部数のファイルのコピーが与えられたネットワークに対して,ファイルの最適な配置及び転送を求めるアルゴリズムを開発する.
であった.その結果,本年度,本研究に関して得られた成果としては,
1.以前開発したK-transformationというファイルの一転送方法に基づくアルゴリズムの最適性の証明は,理論的に不備である,という指摘を受けたため,再度,このアルゴリズムの正当性を,別の方法で数学的に証明して,理論の補完を行なった.
2.最初に与えられるファイルのコピーを1部に限って,代わりに,局の個数を自由に選択した場合のファイルの最適な配置及び転送を求めるアルゴリズムを開発し,その正当性を数学的に証明した.また,逆に,最初にファイルのコピーが与えられる局を1個に限って,代わりに,ファイルのコピーの部数を自由に設定した場合のファイルの最適な配置及び転送を求めるアルゴリズムを開発した.従って,今後,ネットワーク上の任意の局に,ファイルのコピーが任意の部数与えられたネットワークの,最適な配置及び転送を求めるアルゴリズムの開発に対して,本年度開発されたアルゴリズムは,示唆を十分与えるものであると期待される.

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書
  • 研究成果

    (5件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (5件)

  • [文献書誌] 金子,篠田,堀内: "各点の複製部数に制限のあるarborescence構造のファイル転送ネットワーク上で最適なfile transferを構成するアルゴリズムについて" 電子情報通信学会回路とシステム軽井沢ワークショップ. 7. 333-338 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] Kaneko,Suzuki,Shinoda,Horiuchi: "A synthesis of an optimal file transfer on a file transmission net with plural sourtes" 回路とシステム国際学術集会JTC-CSCC'94. I. 578-583 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] 金子,篠田: "オリジナルファイルが各始点に1部ずつ与えられたファイル転送ネットワークの最適なfile transferの構成について" 電子情報通信学会技術研究報告. COMP94. 45-54 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] 金子,篠田: "ファイル転送ネットワークの林型file transferの最適性について" 1994年電子情報通信学会秋季大会講演論文集. A. 2-2 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] 金子,篠田: "オリジナルファイルが任意部数与えられたファイル転送ネットワーク上の最適なfile transferの構成について" 電子情報通信学会技術研究報告. CAS94. 55-62 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書

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公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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