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大規模なネットワークフロー問題に対する効率的なアルゴリズムの開発に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 06750417
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 システム工学
研究機関京都大学

研究代表者

茨木 智  京都大学, 工学部, 助手 (10252488)

研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1994年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード多品種流問題 / 近接点法 / 凸計画問題 / 分解法
研究概要

大規模なネットワークフロー問題は線形制約を持つ凸計画問題に定式化される.本研究の目的は,この様な問題に対する効率のよいアルゴリズムを開発し,その有用性を数値実験で確かめることであった.
凸計画問題に対する双対解法に乗数法,近傍点法等があるが,本研究では大規模ネットワークフロー問題の重要な例題である多品種流問題に主双対近接点法を適用した.この方法は,従来の主双対近接点法と異なる手順で拡張ラグランジュ関数の鞍点を計算するため,双対最適化に準ニュートン法を直接適用することが可能となっている.また,拡張ラグランジュ関数を構成する際,各品種の流れの総和に関する制約条件のみを緩和しているので,仮にアルゴリズムの反復を途中で打ち切っても,その時点で得られている近似解は,少なくとも各品種ごとの流れ保存条件を満たすことが保証されるが,これは実際の応用上非常に好ましい性質である.また,このアルゴリズムの効率を調べるために,FORTRAN77を用いてコード化し数値実験を行ったが,それによるとかなりのサイズのテスト問題を実用的な時間で解くことができることがわかった.

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] S.Ibaraki: "Primal-dual proximal point algorithm for multicommodity network flow problems" Journal of Operutions Research Society of Japan. (掲載予定).

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書

URL: 

公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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