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ファジィペトリネットモデルとその解析システムに関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 06750422
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 システム工学
研究機関佐賀大学

研究代表者

堂園 浩  佐賀大学, 理工学部, 助教授 (00217613)

研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1994年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワードファジィ論理 / ペトリネット / ネットワーク / 離散時間システム
研究概要

本研究ではファジィ論理をペトリネットに取いれる手法について考察を行った.手法としてはTimed Petri Net(TPN)に対するものと,Predicate Transition Petri Net(PrTN)に対するものの2つについて考察を行った。具体的にはTPNに対してFuzzy Timed Petri Net(FTPN),すなはち、TPNでは固定時間で与えられるトランジションの発火時間をFUZZY数で表現するものを、PrTNに関しては、Fuzzy Predicate Transition Net (FPrTN)、そなはち、トランジションに与える述語表現をファジィルールを用いるようにしたものを定義した。この2つから特にファジィ時間ペトリネットの解析方法について考察した。
まず、ファジィ表現に用いられるメンバシップ関数の演算による数学的な解析法を開発した。この方法では、ファジィ数の大小関係をPos(可能性がある)、Nes(必然性がある)の2つの観点からみる方法に基づき、ある時間tに、ある状態(マ-キング)mに可達であるかどうかを2種類のメンバシップ関数μpos(t,m)とμnes(t,m,)で求めることができる。これらよりある時間に到達すべき状態に達する必然性のメンバシップ関数や、ある時間に危険な状態になる可能性のメンバシップ関数を求めることができる。本手法については研究発表1で講演を行った。
次にファジィペトリネットの解析ツールの開発を購入したコンピュータ上で行った。この際、前述の数学的な解析法はメンバシップ関数の演算が複雑になりコンピュータ上ではインプリメントするのが困難なためシミュレーションによる解析ツールを作成した。また、シミュレーションで行うことでファジィ時間のみでなく確率発火のトランジションなども含めて処理することが可能になる。本手法については後に発表する予定である。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 堂園 浩: "トランジション発火にファジィ論理を取りいれたペトリネットモデル" 電気関係学会九州支部連合大会講演論文集. 898- (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書

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公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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