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低次差分による振動インテンシティ直接計測手法の研究

研究課題

研究課題/領域番号 06750432
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 計測・制御工学
研究機関秋田大学

研究代表者

岩谷 幸雄  秋田大学, 鉱山学部, 助手 (10250896)

研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1994年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード振動インテンシティ / 差分法 / 近傍場 / 低次差分 / 測定誤差 / 機械インピーダンス / モーメントインピーダンス
研究概要

1.測定に伴う誤差を,曲げ振動の境界付近に生じるたわみの影響を考慮して定式化した.解析には,補助金で購入したパーソナルコンピュータを用いた.これらの式より,境界条件が明かな場合誤差を補正できる.さらに,これらの式を用いて境界条件をシミュレートすることにより,従来法である4点法が振動境界付近では,致命的な誤差を生じることが明らかになった.この結果は,音響学会にて論文発表を行った.また,低次差分法では,センサ間隔を波長に対して適当に選ぶことにより,極めて高精度な計測を行えることが分かった.この結果の一部は,国際騒音制御工学会議にて口頭発表を行った.
2.1次元の振動系に加振器によりパワーを注入し,従来法と低次差分法による振動インテンシティ計測を行った.インピーダンスヘッドを用いて測定した入力パワーと測定結果の比較から,本手法が従来法よりも誤差が小さいことが明らかになった.また,上記1で述べたようにセンサ間隔を選ぶことにより,測定精度をさらに向上させることができることも分かった.本実験では,補助金により購入した振動ピックアップとパーソナルコンピュータ及び鉄棒等を用いた.
3.振動インテンシティベクトルの物理的意味を考察した.シミュレーションにより,1次元曲げ振動の境界における波動の反射は,境界を特定の機械インピーダンスと曲げモーメントインピーダンスの2つの物理量により拘束することによりゼロになり,注入する振動インテンシティが最大になることが分かった.また,測定実験により,振動インテンシティが大きな値をとるのは,機械系における共振現象時の境界条件に対応する事が明らかになった.逆にインテンシティは反共振時に極小値をとる.

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 岩谷幸雄: "片近傍場における1次元振動インテンシティの4チャネル法計測に伴う誤差" 日本音響学会誌. 50. 529-539 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書

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公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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