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手先のリアルタイム画像認識を目的とする手掌部動作モデルの構築

研究課題

研究課題/領域番号 06750483
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 計測・制御工学
研究機関長崎総合科学大学

研究代表者

辺見 一男  長崎総合科学大学, 工学部, 助教授 (30238711)

研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1994年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワードヒューマンインタフェース / 動作認識 / 画像処理 / 人工現実感
研究概要

人が日常行っている、把握、移動、回転などの自然な動作をそのまま計算機への入力とできれば非常に良好なマン・コンピュータインタフェースを構築することができる。本研究は、画像処理により手先の動作を非接触、かつ、リアルタイムで認識する方法の提案である。手先の動作を認識するためには、手先の各関節の角度を画像処理によって検出しなければならないが、人の手先は非常に複雑な動きをするため、関節角を画像処理によって検出しようとすると計算量が膨大になる。一方、ヒューマンインターフェースへの応用を考えると、リアルタイムで検出することが不可欠となるが、パターンマッチングなど、通常の方法では、リアルタイム性を確保するのは極めて困難である。手先の動きは極めて複雑であるものの、すべての関節が各々独立に自由運動を行なえるわけではなく、その運動にはある種の規則性が存在する。これは、手先の動作をモデルで表現できるということを意味する。ここでは、手先の動作を表現するモデルのことを「手先動作モデル」と呼ぶ。このとき、手先動作モデルで用いるパラメータを、画像処理によって検出しやすいものに設定できれば、手先の動作をリアルタイムで検出することが可能となる。すなわち、手先の動作を認識するのに、手先の各関節角を検出するのではなくて、手先動作モデルで必要とするパラメータを検出し、関節角は手先動作モデルによって計算しようという考え方である。
本研究では、平面内で行う2指(親指と人差し指)のあらゆる動作を表現することが可能な手先動作モデルを導くことが出来た。このモデルは、2指の指先座標と、その侠角をパラメータとし、この2つのパラメータより、2指のすべての関節角を計算することが出来る。また、このモデルに、実際の手先の動作より求めたパラメータ値を代入し、各関節の角度が精度良く検出できていることを検証した。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] 李 亜兵: "2指の動作モデルの構築" 電子情報通信学会論文誌D-11. 5. 1031-1034 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] Yabin Lee: "A 3D Interface with Recognize Hand Motion" 第33回計測自動制御学会学術講演会論文集. 33. 211-212 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] Yabin Lee: "Hand Motion Recognition Through the Use of Single-Camera Marker Tracking" JAPAN-U.S.A. SYMPOSIUM ON FLEXIBLE AUTOMATION. 1994. 1069-1076

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] 李 亜兵: "自然な手先動作を入力とする3次元インタフェース" Human Interface N&R. 9. 367-374 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書

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公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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