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偏平な矩形断面柱に作用する3次元的な空気力分布に風の水平偏角がおよぼす影響の測定

研究課題

研究課題/領域番号 06750503
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 構造工学・地震工学
研究機関東京大学

研究代表者

木村 吉郎  東京大学, 工学部, 講師 (50242003)

研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1994年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワードガスト応答 / ガスト空気力 / 水平偏角 / 耐風構造 / 架設中斜張橋 / 長大橋梁 / コヒーレンス / 同時多点圧力計
研究概要

1.橋桁に作用するガスト空気力の基本的特性を明らかにするために、矩形断面柱模型を対象とし、2つの断面において作用するガスト空気力を測定した。2つの断面間の距離を変化させて測定を繰り返すことにより、ガスト空気力のスパン方向の相関を求めた。また、気流の乱れのスケールを3種類、矩形断面の辺長比を2種類変化させてそれらの影響を調べた。前年度行った偏平六角形断面模型に作用するガスト空気力の測定結果と比較すると異なる傾向がみられたが、詳細な検討は今後行っていく予定である。
2.水平偏角をもつ風により架設中斜張橋に生じる鉛直ガスト応答を予測する手法の精度を、その結果を既往の風洞実験結果と比較することにより検討した。予測において、橋桁に作用する空気力の特性が平板に対するものと類似である等の仮定を用いているが、予測結果は実験結果を概ね説明するものであった。
以上のように、長軸直角方向の風により矩形断面模型に作用するガスト空気力の特性および水平偏角をもつ風によるガスト応答予測手法に関する研究を行ったが、水平偏角をもつ風のもとで作用するガスト空気力の測定は行えなかった。水平偏角をもつ風により作用するガスト空気力の特性を明らかにすることは、ガスト応答予測の精度を高くするために重要であり、今後の課題としたい。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書
  • 研究成果

    (5件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (5件)

  • [文献書誌] 木村吉郎: "ガストによって偏平な橋桁に作用する空気力の特性について" 日本風工学会誌. 第59号. 43-36 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] 木村吉郎: "風向を考慮した架設中斜張橋のガスト応答解析" 構造工学論文集. Vol.41A. (1995)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] Kichiro KIMURA: "Buffeting Analysis for Cable-Stayed Bridges During Construction in Yawed Wind" Proc.Cable-Stayed and Suspension Bridges,Deauville. Vol.2. 109-116 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] 田村央: "偏平な橋桁に作用するガスト空気力の特性" 第49回年次学術講演会講演概要集(土木学会編). 第1部(B). 962-963 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] 木村吉郎: "ガスト空気力の定式化が橋桁のガスト応答解析結果におよぼす影響" 第49回年次学術講演会講演概要集(土木学会編). 第1部(B). 964-965 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書

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公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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