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海岸・海中におけるレクリエーション資源の抽出と整備理念に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 06750557
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 交通工学・国土計画
研究機関茨城大学

研究代表者

志摩 邦雄  茨城大学, 工学部, 助手 (10241746)

研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1994年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード日立海岸 / 行動タイプ / 空間構成タイプ / 再現モデル
研究概要

本研究では、茨城県日立海岸を事例に以下の2項目について研究を行った。(1)海岸域における人々の活動調査を行い、地形パターン別にみた活動形態のパターン分類を行う。(2)海岸における空間構成パターンの抽出を行い、その空間特性を明らかにし、再現モデルを構築する。本年度で明らかとなったことを、以下に述べる。
海岸域における人々の活動(釣り、磯遊び、磯物採取、散策)を港湾施設、その他の人工構造物および自然地形に分割して調査を行った。その結果、港湾施設では、釣り・散策の活動地点として平面タイプ、パラペットタイプ、傾斜面タイプに分類できた。人工構造物では、直立護岸、緩傾斜護岸場での2タイプに分類でき、自然地形では、海崖、砂浜、岩礁の3タイプに分類できた。以上の行動タイプを基に、日立海岸における地形タイプ別にみた行動タイプの分類を行うと、海崖タイプ、崖浜タイプ、ポケットビ-チタイプ、浦浜タイプの4タイプに分類できた。
空間を規定する自然地形や人工構造物の形態に着目し、海岸の空間構成パターンによる再現モデルを抽出した。また、この空間構成には、人々がこれまで強く認識し、意味付けを行ってきた岬、鼻、神社、神磯等も含まれる。その結果、大分類で直線型、浦型、湾・ワンド型、窪型の4パターンが抽出され、更に各タイプを細かく分類すると、直線型は崖および浜タイプに、浦型および湾・ワンド型は両岬、片岬タイプに、窪型は両岬および狭磯タイプに小分類できる。4パターンの形態による空間特性をみると、直線型は、中心角が小さく曲率半径が大きい。浦型は、直線型に近似しているが、中心角がやや大きく曲率半径はやや小さい。また、湾・ワンド型は、中心角、曲率半径とも大きく、窪型は中心角が大きく、曲率半径が小さいのが特徴である。
今後は、本研究で抽出したパターンを他の海岸域に当てはめ検証することが望まれ、それにより再現モデルの操作性が向上し、海岸域の整備計画において広範囲で利用可能なモデルに構築できる。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書

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公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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