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渇水リスクの経済的評価に基づく地域水利用システムの整備方策に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 06750572
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 交通工学・国土計画
研究機関鳥取大学

研究代表者

多々納 裕一  鳥取大学, 工学部, 助教授 (20207038)

研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1994年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード渇水 / 被害 / リスク / 効率性 / 公平性 / 水消費行動 / 水利用システム
研究概要

本研究では、渇水に対して耐性の高い水利用システムの整備方策の分析枠組みを構築することを目的として研究を行う。このような分析枠組みの構築に際して、貯水池の整備、操作ルールの改善、水道事業体による代替水源の確保、渇水時料金の導入あるいは減圧給水による渇水時の給水管理等の施策の有効な組み合わせ方に関して資源配分の効率性の観点から考察する。この際、消費者の亨受便益並びに、供給者の亨受便益をも同時に考慮し、これらの和として社会的便益を算定する。本研究では、不確実性下の社会的便益を上述のような施策の組み合わせに対して求める方法を提示することを目的ことを目的として研究を行った。
インフラストラクチャの状況と、渇水による被害の発生プロセスを明示的にモデル化する。具体的には、(1)貯水池システムの整備と取水の安定性、(2)水道システムの整備と給水の安定性との関係、さらには、(3)給水制限方策と水消費者の行動をモデル化する必要がある。これらのモデルは、個別的に開発し、上述のようなインフラストラクチャの整備が、(1)最終的に水消費者の行動をいかに規定するのか、(2)被害の発生確率にいかなる影響を及ぼすのかに関して分析しうるモデルを開発した。
さらに、これらのモデルを用いて、実流域を対象とした政策分析を行った。給水制限に対応した水の市場の均衡を、平常時の均衡と比較することによって、社会的余剰の減少量を、渇水による社会的被害として計量化する。さらに、1.のモデル化により求まるこれらの状況の生起確率を用いて社会的被害の期待値を求める。さらに各々の代替策を比較することで、公平で効率的な水配分を行いうる代替案を試算した。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 多々納裕一 岡田憲夫 吉川和広 河合一: "A frequency and duration constrained model for the optimization of a single reservoir operation" Stochastic and Statistical Methods in Hydrology and Environmental Engineering. 4. 43-56 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] 多々納 裕一: "効率性・公平性を考慮した最適給水管理方策の設計モデル" 水文・水資源学会 研究発表会要旨集. 296-297 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] 三根 久 編 多々納 裕一: "モンテカルロ法・シミュレーション 4章" コロナ社, 242 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書

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公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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