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交流インピーダンス法によるプラズマ溶射コーティング材の高温耐食性の評価

研究課題

研究課題/領域番号 06750744
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 材料加工・処理
研究機関小山工業高等専門学校

研究代表者

武 成祥  小山工業高等専門学校, 物質工学科, 助手 (20259815)

研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1994年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード高温腐食 / プラズマコーティング材 / 交流インピーダンス法 / 腐食モニタリング / 溶融硫酸塩 / 溶融硫酸・塩化物塩 / 分極測定 / 拡散処理
研究概要

1.Alプラズマ溶射コーティングの作製
プラズマ溶射装置(既設)を用い、Fe、Inconel600の基材の上にAl溶射コーティングを作製した。一部の試料に対して一定温度のAr雰囲気中で後処理を行った。
2.交流インピーダンス法による高温耐食性の評価
1073Kの溶融硫酸塩(50mol%Na_2SO_4-50mol%Li_2SO_4)、溶融塩化物-硫酸塩(30mol%NaCl-70mol%Na_2SO_4)中におけるAlプラズマ溶射コーティング材の腐食速度、インピーダンス特性の自動的連続測定により、コーティング材の高温耐食性を評価し、以下の結果が得られた:(1)後処理によりAlコーティング材の耐食性はいずれの場合も向上したことが明らかとなった;(2)コーティング材の耐食性と基材の違いによって異ることが分かった;(3)Alコーティング材の耐食性は溶融塩組成によって異る。溶融塩化物-硫酸塩におけるコーティング材の腐食は溶融硫酸塩中より激しいことが分かった。
3.交流インピーダンス法の従来の評価法との相関性
分極測定により求めたAlコーティング材の腐食速度は、交流インピーダンス法の結果と一致している。また、腐食後の表面観察、X線回折および元素分析の結果により後処理を行った後、コーティング層の組成は後処理を行っていない時の多孔質なAlから緻密な金属間化合物に変化したことが分かった。それによって耐食性が良くなったと思われる。
4.Alプラズマ溶射コーティング材の高温耐食性に影響を及ぼす因子
以上の結果により、基材、溶融塩組成および後処理はコーティング材の耐食性に影響を及ぼすことが分かった。今後最適の処理条件を検討することにより、さらに耐食性の改善が期待できる。
以上の研究成果は平成7年4月の日本金属学会春期大会、また、腐食防食'95(5月)において発表する予定である。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書

URL: 

公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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