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InPAs混晶半導体材料の化学熱力学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 06750748
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 金属生産工学
研究機関岩手大学

研究代表者

山口 勉功  岩手大学, 工学部, 助手 (70220259)

研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1994年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード混晶半導体 / InPAs合金 / InP化合物 / InAs化合物 / 溶解熱 / 生成熱 / 混合熱
研究概要

本研究では,InP_xAs_<(1-x)> 混晶合金およびその構成化合物InPとInAsの機械的混合物の溶融Snへの溶解熱を773Kにおいて,カルベ型の双子型溶解熱量計を用いて測定した。その結果は次のように要約される。
1)双子型溶解熱量計を用いた溶解熱測定により,773KにおけるInP(red)化合物の生成熱は,-74.0±4.4kj/molと決された。また,773Kにおける生成熱より,298.15KにおけるInP(red)化合物,InP(white)化合物の標準生成熱は,それぞれ,-70.2±4.4,-87.7±4.4kj/molと決定された。なお,(red)および(white)は,それぞれリンの標準状態として赤リン,白リンを選んだ場合の値を示す。
2)双子型溶解熱量計を用いた溶解熱測定により,773KにおけるInAs化合物の生成熱は,-62.8±1.0kj/molと決された。また,773Kにおける生成熱より算出された,298.15Kにおける標準生成熱は,-60.0±1.0kj/molと決定された。
3)本研究により導出されたInP-InAs擬2元系の773Kにおける混合熱を表1に掲げる。InP-InAs擬2元系の混合熱は,全組成範囲おいて正の値を示し,吸熱を表す。
4)InP-InAs擬2元系のξ関数は,組成に無関係にほぼ一定の値を示す(ξ=2.2kj/mol)。このことより,InP-InAs擬2元系は,正則溶液で近似できるものと考えられる。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] K.Yamaguchi: "Measurement of Heat of Formation of GaP,InP,GaAs,InAs,GaSb and InSb" Mater.Trans.JIM. 35. 596-602 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書

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公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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