研究課題/領域番号 |
06750888
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研究種目 |
奨励研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
合成化学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
生越 専介 大阪大学, 工学部, 助手 (30252589)
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研究期間 (年度) |
1994
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研究課題ステータス |
完了 (1994年度)
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配分額 *注記 |
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1994年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
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キーワード | η^3-アレニル / プロパルギル / バラジウム / 二核錯体 |
研究概要 |
長鎖不飽和炭化水素配位子を有する錯体の最もシンプルな例としてアレニルあるいはプロパルギル錯体が挙げられる。これらの錯体はη^1-の状態での配位においては末端炭素でしか反応しないが、η^3-アレニル/プロパルギルの配位状態の変換することで中心炭素においても反応することが知られている。これらの反応性はすべて単核錯体におけるものであり長鎖不飽和炭化水素配位子を有する錯体を安定に単離するには複核の錯体の方が有利と考えられる。しかし、それに対応するη^3-アレニル/プロパルギル二核錯体については、いくつかの例が知られてはいるものの、その数は非常に少ない。そこでまず、これらの二核錯体の合成、および構造と反応性の解明を行った。 すでにη^3-アリルパラジウム錯体とパラジウムゼロ価錯体との反応においてη^3-アリルパラジウム二核錯体の合成に成功しており、これを応用することでη^3-アレニル/プロバルギル二核錯体の合成に成功した。 このうち、置換基がすべて水素である錯体については、X線構造解析を行うことによりその配位様式を決定した。これらの二核錯体においては、η^3-アレニル/プロパルギル配位子は、直線構造を保っている。又、この錯体は、別途合成したη^3-アレニル/プロパルギルカチオン性錯体、及び中性錯体と、明らかに違う反応性を示した。
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