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ウォータージェットによる岩石の壊食に関する基礎的研究

研究課題

研究課題/領域番号 06750965
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 資源開発工学
研究機関熊本大学

研究代表者

中山 智晴  熊本大学, 工学部, 助手 (70207950)

研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1994年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワードウォータージェット / 岩石 / 壊食
研究概要

本研究は、ウォータージェットの衝突が原因で発生する岩石表面の壊食現象について、その機構の解明を目的とする基礎研究である。具体的には、ウォータージェットが固体の表面に垂直入射する場合、表面に生じる壊食痕の形状を分析し、ウォータージェットが液滴化する領域についての壊食機構を考察する。
以下に得られた成果を要約する。
(1)スタンドオフディスタンスを変えて壊食痕の様相を調べた結果、噴流構造が著しく変化する領域が存在すること、また、一定の壊食機構が存在する領域があることが明らかとなった。
(2)壊食機構を検討した結果、吐出圧力が一定の場合、中心壊食深さが一定値をとる領域が存在することがわかった。この領域を等速壊食領域とよぶことにし、吐出出力の影響を等速壊食領域において分析してみたところ、中心壊食深さは吐出圧力の3乗に比例することが明らかとなった。
(3)前述で得られた関係式を時間微分することにより、壊食速度は流速の6乗に正比例することがわかった。これはキャビテーションによる壊食実験から見出されている6乗則と同じである。
岩石を用いたウォータージェット壊食試験によって、ウォータージェットが液滴化する領域における壊食の初期段階に、衝突中心の壊食深さの増加速度がジェットの流速の6乗に正比例する壊食現象のあることを明らかにした。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書

URL: 

公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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