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ライコムギに導入されたDゲノム染色体断片の分子細胞遺伝学的手法による検出

研究課題

研究課題/領域番号 06760008
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 育種学
研究機関岡山大学

研究代表者

武田 真  岡山大学, 資源生物科学研究所, 助手 (40216891)

研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1994年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワードコムギ / ライムギ / 染色体 / 転座
研究概要

本研究ではパンコムギとの交雑を経て育成されたライコムギ系統を蛍光in situハイブリダイゼーション法によって解析し,Rゲノム染色体とDゲノム染色体との間の転座染色体を検出することを試みた.
まず,3D染色体短腕と3R染色体長腕とからなる転座染色体のin situハイブリダイゼーション法による検出を試みた.ライムギ(Secale cereale,Rゲノム)とDゲノムの提供親であるタルホコムギ(Aegilops squarrosa)それぞれの全DNAを抽出し,RあるいはDゲノムいずれかの全DNAをビオチンで標識し,他方の全DNAを無標識のまま約50倍量加えてin situハイブリダイゼーションを行ったところ,転座染色体を明瞭に検出できた.つぎに,染色体対合の分析から転座を持つことはわかっているが,転座点が同定できていないライコムギ系統Bronco 90をin situハイブリダイゼーション法で解析した。タルホコムギの全DNAをビオチン標識しライムギの全DNAを無標識のまま加えてin situハイブリダイゼーションを行ったところ,1対のライムギ染色体の長腕の末端よりの約1/10の部分にシグナルが認められ,この部分がDゲノム由来であることがわかった.しかし,逆の標識を行った場合にはこの転座は検出できなかった.したがって,in situハイブリダイゼーション法は,プローブの標識を適切に行えば,微少な転座でも切断点を正確に同定できることが明らかになった.

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 武田真・中崎鉄也: "六倍体ライコムギ系統Bronco90の染色体構成" 育種学雑誌. 44巻 別1. 176 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書

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公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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