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サツマイモ塊根のADP-グルコースピロホスホリラーゼの発現調節に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 06760017
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 作物学
研究機関九州大学

研究代表者

斎藤 和幸  九州大学, 農学部, 助手 (00215534)

研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1994年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワードADP-グルコースピロホスホリラーゼ / サツマイモ / スクロースシンターゼ / デンプン合成
研究概要

本研究は,サツマイモ塊根におけるデンプン合成経路及びその調節メカニズムを明らかにする目的で行い,以下の結果を得た.
1.サツマイモ塊根におけるデンプン合成の主経路は,ソース器官から転流されたきたスクロースが細胞質でヘキソースリン酸にまで代謝された後,アミロプラストに入り,ADP-グルコースを経てデンプンに合成されるものと考えられた.
2.塊根肥大にともなうデンプン含量の増加の推移はADP-グルコースピロホスホリラーゼ(ADPGPP)活性及びスクロースシンターゼ(SUS)活性の増加の推移とよく対応しており,塊根におけるデンプン合成はADPGPP活性及びSUS活性によって調節されていると考えられた.
3.塊根におけるスクロース含量はADPGPP活性及びSUS活性とよく対応しており,これらの酵素の発現はスクロース含量によって調節されている可能性が示唆された.
4.サツマイモのSUSのcDNAを得るため,ジャガイモ,イネ及びシロイヌナズナのSUSのcDNAの塩基配列でよく保存されている領域をもとに5'と3'の二つのDNAプライマーを合成した.これを用いて,サツマイモ塊根のcDNAを鋳型としてPCR法を行った.増幅されたDNA断片は予想された長さ約1.2kbpであった.得られたDNA断片の塩基配列は,ジャガイモSUSのcDNAの塩基配列と82%の高い相同性があり,サツマイモのSUSはジャガイモのSUSとよく類似した一次構造をしていることが明らかとなった.

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Kazuyuki Saitou: "Isoforms of NADP-malic enzyme from Mesembryanthemum crystallinum L.that are involved in C_3 photosynthesis and Crassulacean acid metabolism" Plant and Cell Physiology. 35. 1165-1171 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書

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公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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