研究概要 |
本年度は、アザジラクチン1__〜の右側部分及び左側部分について、以下の様な合成を行なった。 まず、右側部分についてであるが、2__〜のパン酵母還元で得られる3__〜より4__〜を経由して、5__〜へ導いた。このものは1__〜の合成において左側部分と連結する重要中間体である。また5__〜からは、6__〜,7__〜,8__〜を合成した。現在6__〜〜8__〜が、これだけの部分構造でも果して摂食阻害活性を有するかどうかの生物試験を行っている。 また左側部分については、より簡単なモデルとして9__〜から出発して10__〜を経由して、11__〜を得た。11__〜は、加熱によりアザジラクチン1__〜の左側の環に相当する部分を持った12__〜に変換された。 現在12__〜と5__〜の連結及び、もう1つの環形成反応について検討中である。
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