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樹木の吸水抵抗モデルの開発に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 06760139
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 林学
研究機関千葉大学

研究代表者

小林 達明  千葉大学, 園芸学部, 助手 (40178322)

研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1994年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード吸水抵抗 / 通水抵抗 / 長丈ポット / 断根実験 / 数理モデル
研究概要

ギンドロ苗木について長丈ポットを用いた定水位,断根実験を行い,成果を得た。直径20cm高さ160cmの長丈ポットにギンドロ苗木を植え,地下水位を深さ140cmと深さ80cmに設定したもの,地下水位を設定せず十分に灌水を行うという実験区を設定した。さらにそれに加えて供試木の根を深さ70cmで切断する処理区と深さ30cmで処理区を作り,通水抵抗をはじめとした水分生理学的パラメーターを対照区と比較した。
地下水位を設定した区ではいずれも,深くなるに従って含水量が増加した。70cm根系切断区では,対照区に比べて,それ以浅の土壌含水比が小さかった。地下水位140cm区の切断区では水ポテンシャルがいずれも低下した。吸水量は地下水位140cm区では約55%に,地下水位80cm区では約80%に低下した。30cm切断区では,土壌水分量の違いは見られなかった。いずれの水位においても日中の葉の水ポテンシャルが低下したが,幹の水ポテンシャルの低下は著しく,葉のそれと一致し,樹体内の水ポテンシャル勾配ができないほど蒸散量が低下したことを示す。地下水位140cm区の吸水量は約35%に,地下水位80cm区では約57%に低下した。
このほか通常の小型ポットを用いて,湛水条件下の吸水抵抗の変化の測定,土壌乾燥条件下の吸水抵抗の変化の測定なども行い,成果を得た。現在,供試土壌の水分特性,透水特性の測定を行っており,これらの成果をもとにして個体の吸水抵抗モデルの作成を行う予定である。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] KOBAYASHI,Tatsuaki: "The Effects of Flooding on Water Relations,Photosynthesis and Growth of Four Tree Species with Different Site Preferences" 日本緑化工学会誌. 20.

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書

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公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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