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降雨を誘因とした山地自然斜面における表層崩壊発生予知・予測の為の基礎的研究

研究課題

研究課題/領域番号 06760142
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 林学
研究機関東京大学

研究代表者

執印 康裕  東京大学, 農学部, 助手 (60221305)

研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1994年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード土質強度 / 樹木根系 / 表層崩壊 / 飽和・不飽和浸透特性 / 降雨 / 土壌水分
研究概要

本研究の目的は、降雨を誘因として発生する森林地自然斜面の表層崩壊発生を予知・予測するための物理・力学モデルを構築する上で必要な基礎資料を、小流域を中心とした流域試験、及び土質強度試験を行うことによって収集し、解析する事にある。
本研究では、対象とする小流域試験地を、水文観測が継続的に実施されている東京大学千葉演習林内の袋山小流域試験地に設定し、また表層崩壊発生の予知・予測に必要な、土質強度パラメータ(内部摩擦角,粘着力)の取得を、大型不攪乱試料を一面せん断試験機にかけることによって行った。また一面せん断試験を行うにあたっては、土壌水分が土質強度に与える影響を考慮し、水分状態を制御しながら試験を行うと同時に、大型不攪乱試料内の根系分布の調査も同時に行った。
小流域試験地における水文観測調査からは、降雨の浸透に伴う、斜面土層の土壌水分状態の変化を把握し、また地下水位の経時変化の平面的把握を行った。また一面せん断試験結果からは、土壌水分が土質強度特性に与える影響を把握することができた。またせん断試験試料内の根系分布の記述においては、せん断面の本数、及び方位角,仰角,直径階,さらに試料内の根系重量を詳細に調べた。以上の結果より、樹木根系が土質強度特性に与える影響の土壌水分依存性に関する基礎試料が得られた。今後本研究で得られた基礎試料を基に、森林地自然斜面の表層崩壊を予知・予測するための物理・力学モデルを構築する予定である。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書

URL: 

公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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