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樹木病害の病徴進展におけるエチレンの役割

研究課題

研究課題/領域番号 06760143
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 林学
研究機関東京大学

研究代表者

福田 健二  東京大学, 農学部, 助手 (30208954)

研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1994年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワードクロマツ / ヒノキ / 材線虫病 / 漏脂病 / エチレン / エスレル / 傷害樹脂道 / マツノザイセンチュウ
研究概要

ヒノキ漏脂病におけるエチレン生成を解析するために、ヒノキ漏脂病との関連が指摘されている3種の菌類をヒノキ苗木に接種し、その後のエチレン生成の測定を行った。その結果、接種時期により傷害樹脂道形成の程度には大きな差があった。また、これらの菌類の接種によるエチレン生成の増加はわずかであった。
また、野外においてエチレンを測定する手法を確立するため、本年度購入したエチレンアナライザーのカラム条件およびトラップ法の検討を行った。通常のガスクロマトグラフとの比較の結果、エチレンアナライザーを改造し、カラムに活性アルミナを用いることにより、分解能はFIDに劣るものの、水素を用いずに野外で迅速なエチレン分析が可能であることが分かった。
マツ材線虫病におけるエチレン生成を明らかにするため、アカマツ切枝を用いて線虫の接種後のエチレン生成を測定するとともに、線虫の初期移動を検討した。その結果、初期のエチレン生成に関わるとみられる線虫の移動能力は、線虫のサイズによって異なることが明らかにされた。
また、エチレン生成を阻害すると言われているSTSおよびPPOHの切枝への濃度別処理、エチレン発生剤であるエスレルの処理をクロマツ切枝に対して行った。STSは、エスレルによるエチレン生成の一部を抑制する場合がみられたが、PPOHはマツに対しては効果が認められなかった。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Fukuda,K.,Hogetsu,T.,Suzuki,K: "Ethglene production during symptom developinent of pine-wilt disoase." European Journal of Forest Pathology. 24. 193-202 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書

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公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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