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ポ-タブルな魚探システムを用いたミズクラゲ定量法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 06760171
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 水産学一般
研究機関東京水産大学

研究代表者

石井 晴人  東京水産大学, 水産学部, 助手 (30251680)

研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1994年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワードミズクラゲ / 東京湾 / 現存量 / 生態学 / 海洋生物学
研究概要

調査は、6月から12月にかけて東京水産大学練習船"ひよどり"を用いて、東京湾湾奥部の船橋〜幕張沖の海域で月1〜2回の割合で行った。この海域は予備調査の段階で詳細な海底地形図を作成した結果、土砂を採掘した跡が残され複雑な海底地形を呈しており、さらに河川の流入によってミズクラゲが集積されやすい環境であると考えられた。予備実験として、6月8日にポ-タブル型魚探(50,200kHzトランスデューサー)をパーソナルコンピューターに接続したシステムを船内に持ち込み、航走中にディスプレイ上に表示された魚探の映像をハードディスク内に記録した。この結果、ミズクラゲの濃密なパッチに遭遇した場合、それは魚探に探知され、画像情報としてパーソナルコンピューター内で処理することがある程度可能ではないかと考えられた。
ミズクラゲのパッチが探知された場合には、後部より口径80cmのプランクトンネットの傾斜曳を行ってミズクラゲを採集し、群集内の傘径の頻度分布と平均傘径、性比等を測定した。性比は調査期間全体を通じてほぼ1対1であったが、傘径は6月から徐々に成長していく傾向が観察され、11月には傘径のピークは20cm以上となった。しかし、秋期には一部の個体は傘径を縮小させる傾向が認められた。以上の結果、東京湾湾奥部におけるミズクラゲの現存量は6〜9月が最も高く、それはミズクラゲのパッチの出現頻度及び規模に左右されることが判明した。最も濃密なパッチ内ではミズクラゲの個体数は5個体/m^3にも達することが判明した。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Omori,M.,H.Jshii,and A,Fujinaga: "Life history strategy of Anrelia anrita(Cnidaria Schyphomednsae)and their impact on the zaoplankton community of Tokyo Bay." JlES Jeurnal of Marine Science. (in press). (1995)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書

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公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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