• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

農協資産管理活動が及ぼす農協・組合員・地域社会への効果に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 06760202
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 農業経済学
研究機関静岡大学

研究代表者

柴垣 裕司  静岡大学, 農学部, 助手 (40260583)

研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1994年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード資産管理活動 / まちづくり / 総合効果
研究概要

本研究の目的は、農協の資産管理活動によって及ぼされる諸効果についての理論構築を行い、その理論を統計分析、実態調査などにより実証することであった。具体的には、(1)農協については、組織、事業、経営の各面における効果を明らかにする、(2)組合員および地域住民については、農協の資産管理活動を利用する場合としない場合の経済的相違などを明らかにする、(3)地域経済については、農地や緑地の確保状況や区画整理状況などから、農協が介入する場合としない場合の社会経済的相違などを明らかにする、といものであった。以上、これらの目的に対する成果について記述する。
まず、農協の資産管理活動によって及ぼされる諸効果についての理論構築を行い、各効果の解析には学際的な研究が必要であることを明らかした。なお、目的(2)、(3)については予備調査を行った結果、関係者からの協力が得られず、当初予定していたアンケート調査などが実施できなかったため、今回の研究は見送った。
(1)については、農協の組織面への効果は数値化が困難なので、特に、事業面、経営面への効果を計測した。第一に、資産管理活動が組合員に及ぼす効果を研究した京都府の農協において、事業面、経営面への効果を計測した。調査農協は平成2年から資産管理活動に取り組み始めたので、農協の事業、経営収支全体に占める効果は小さなものであったが、シミュレーション分析によれば、今後資産管理活動は当該農協の中心的活動になってゆくであろうことを明らかにした。第二に、全国的に見て資産管理活動が活発な静岡県下の農協において、事業面、経営面への効果を計測した。これら実績のある調査農協においては、農協の事業並びに経営収支全体に占める資産管理活動の割合は高く、かつ、経営管理機構においても事業部門間での連携が密であることを明らかにした。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書

URL: 

公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi