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車上マニピュレータの運動を考慮した車両部の姿勢制御

研究課題

研究課題/領域番号 06760223
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 農業機械学
研究機関京都大学

研究代表者

飯田 訓久  京都大学, 農学部, 助手 (50232129)

研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1994年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード農業ロボット / 車上マニピュレータ / 自走式車両 / 振動解析 / 姿勢制御
研究概要

1.目的 ほ場での重量野菜の収穫作業を目的とした農業ロボットの開発を行っている。このロボットは、収穫ハンド、油圧マニピュレータ及び走行車両で構成される。収穫作業を行う場合、マニピュレータの運動により、車両の姿勢が変化する。このため、マニピュレータが正確な位置決め動作を実現するには、マニピュレータの運動によって生じる車両の振動を検出し、姿勢を制御する必要がある。今年度の研究では、このための基礎研究としてマニピュレータの運動によって生じる車両の姿勢変化を計測し、そのデータを基に解析を行った。2.実験方法及び実験 実験では、マニピュレータに軸道追従運動させ、マニピュレータが車両に与えるトルクを計測すると同時に車両の挙動を現有の加速度計・角速度系及びレーザー変位計で計測した。制御と計測のために設備品とし購入したエムティティ社製DSPボードを使用した。3.実験結果及び考察 まず、マニピュレータの運動によって生ずるトルクの作用により振動する車両の姿勢について、動力学的なシステムを導出し、計測データから各パラメータを同定した。次に、マニピュレータが収穫動作を行った場合の車両の姿勢変化について、実際の計測値と同定したパラメータを用いてシュミレーションした結果と比較し、作成したモデルが適切であることを確認した。このモデルを用いて、パソコン上でマニピュレータの運動を制御することで、車両の姿勢を一定に保つための方法を検討した。4.まとめ 今年度の研究では、実機のモデル科とシステム同定及びパソコン上での制御シュミレーションまでを行った。今後は、シュミレーションで得た制御アルゴリズムの有効性を実験により証明し、制御上の問題点を明らかにしていきたいと考えている。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 並河 清,他4名: "車上マニピュレータの運動と車両の振動" 日本農業機械学会関西支部第93回例会で発表. (1995)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] 飯田 訓久,他3名: "車上マニピュレータの運動が及ぼす車両振動の解析" 日本農業機械学会第54回年次大会で発表予定. (1995)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書

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公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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