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森林における水循環過程の特性に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 06760226
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 生物環境
研究機関北海道大学

研究代表者

町村 尚  北海道大学, 農学部, 助手 (30190383)

研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1994年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード降雨遮断 / 遮断蒸発 / 蒸発速度 / 水循環
研究概要

1.研究の目標
森林において降雨および気象要素の測定をおこない、降雨中の蒸発過程のメカニズムを明らかにすることを目標とした。
2.測定
1994年6月〜10月の期間,北海道大学苫小牧演習林の落葉広葉樹林において,雨量,降雨遮断量,熱収支法による蒸発量の連続測定をおこなった。また1994年8月上旬には,超音波風速計,高速AD変換器,計測量パソコンを用いて,乱流変動法によるフラックスの測定をおこなった。
3.結果と解析
樹冠が雨水で飽和すると考えられる総雨量20mm以上の降雨について,雨量と遮断雨量の測定から求めた降雨遮断率は6〜36%であり,降雨中の平均蒸発速度は平均0.4mm/hと算定された。ボ-エン比法およびPenman-Monteith法によって計算した蒸発速度は実測値を大きく下回り,降雨中の蒸発量推定に適用できないことが確認された。蒸発速度が降雨強度に強く依存することがわかった。湿球の不良のため,乱流変動法による降雨中の蒸発速度の測定値は使用できなかった。風速の変動測定には,晴天と雨天の差異は認められなかった。
4.今後の課題
降雨中に乱流変動法を適用する方法の開発,雨水の飛沫の輸送,樹木の吸水による液相での損失量の評価が今後の課題である。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書

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公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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