• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

鶏インスリン様成長因子Iとそのレセプターの遺伝子発現の栄養状態による調節

研究課題

研究課題/領域番号 06760240
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 応用動物科学
研究機関宇都宮大学

研究代表者

加藤 久典  宇都宮大学, 農学部, 助教授 (40211164)

研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1994年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワードインスリン様成長因子 / レセプター / 栄養生化学 / 遺伝子発現
研究概要

1週齢あるいは4週齢の兼用種雄鶏を用いて、IGF-IおよびIGF-IレセプターのmRNA量に対する絶食および再給餌の影響を調べた。対照群(12%カゼイン食自由摂取)と5日間絶食群より様々な組織を摘出し、これらからRNAを調製し、Solution hybridization/RNase protection assayを行って、ニワトリIGF-Iおよび同レセプターのmRNA量を解析した。4週齢では、肝臓、後肢筋、腎臓の全RNA量当たりのIGF-IレセプターmRNA量は、絶食群において対照群の1.7から2.2倍に増加した。一方、脳の同mRNA量は絶食の影響を受けなかった。また、5日間の絶食の後、24時間再給餌した群えは、ほぼ対照群と同レベルまで減少していた。1週齢でも、4週齢の場合と同様に脳では絶食の影響が見られず、他の臓器で増加していたが、特に骨格筋において対照群の3倍となり、効果が顕著だった。なお、4週齢において、5日間の無タンパク質食給餌の影響も調べたが、この場合はいずれの組織においても対照群と有意な差は見られなかった。
一方、IGF-Iの主要産生器官である肝臓において、IGF-ImRNA量を測定したところ、絶食で対照群の50%程度に減少したが、再給餌群では対照群を上回っていた。
以上の結果より、ニワトリIGF-Iとそのレセプターの遺伝子発現は、栄養条件により逆向きの制御を受けていること、さらに、IGF-Iレセプター遺伝子発現において組織特異的および成長段階特異的な調節機構が存在することが示唆された。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書

URL: 

公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi