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家禽におけるインシュリン様増殖因子Iの遺伝子発現に関する栄養生理学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 06760244
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 応用動物科学
研究機関名古屋大学

研究代表者

喜多 一美  名古屋大学, 農学部, 助手 (20221913)

研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1994年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワードIGF-I / ニワトリ / 遺伝子発現 / 肝臓 / mRNA / 加齢 / 制限給餌
研究概要

動物の成長と成長ホルモンの作用のメディエーターである血中インシュリン様増殖因子I(IGF-I)濃度の間には高い相関があることが知られている。このIGF-Iは、主に肝臓で合成され血中に放出されるペプチドであるため、肝臓におけるIGF-I遺伝子発現の変化が血中IGF-I濃度を調節していると考えられる。しかし、栄養生理学的条件の変化が、家禽の肝臓におけるIGF-I遺伝子の発現にどの様な影響を及ぼすかは明らかではない。本研究ではRNase protection assay を用いて、ニワトリの肝臓におけるIGF-Iの遺伝子発現に及ぼす加齢の影響及び栄養条件の影響(絶食再給餌)について調査することを目的とした。
第一に、ニワトリ肝臓におけるIGF-I遺伝子発現に及ぼす加齢の影響について調査した。0、1、2、4、6及び8週齢のニワトリから肝臓を摘出し、グアニジン-酸-フェノール法でRNAを抽出した後、^<32>Pで標識したニワトリIGF-Iリボプローブを用いてRNase protection assayを行い、IGF-I mRNA量を測定した。肝臓におけるIGF-I mRNA量は、0から6週齢までは加齢に伴って増加したが、6から8週齢までは加齢に伴って有意に減少した。肝臓におけるIGF-I mRNA量と体重、肝臓重量及び筋肉重量の間には有意な正の相関が認められ、肝臓のIGF-I mRNA量が増加すると体重及び組織重量も増加することが明らかとなった。
ニワトリの肝臓におけるIGF-I遺伝子発現に及ぼす絶食再給餌の影響については、RNase protection assayの確立に時間がかかったため現在実験が進行中である。ただし、予備実験として飼料摂取量制限(自由摂取時の50%)が肝臓におけるIGF-I遺伝子発現に及ぼす影響について調査したところ、飼料摂取制限群のIGF-I mRNA量は、自由摂取群の20%まで低下したことが明らかとなっている。
以上の結果については現在投稿準備中である。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書

URL: 

公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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